オリジナルなりきり掲示板
- Re: 【中文推奨】かみさまのラルム【募集開始】 ( No.19 )
- 日時: 2017/07/22 02:14
- 名前: ゆきしま ◆BV.fqgxxRU (ID: DxncmFYg)
- 参照: http://どうやったら人が来てくれるのかしら。なんて。
>>17
【赤の教会にて/ミッドナイト】
独り言を拾われたのは久方ぶりで、しばらく返事があることに気づかず、ただひたすらに天に伸びる教会を眺めていると、上からひょこりと青い髪が見えた。ミッドナイトとは違う色のきれいな髪を、視界に認めた時、ようやくミッドナイトはその人物を理解した。青の塔で何度も見かけたことがある。彼女は名をシアンと言った。
「おや、それもいいじゃないか。そうして聞き返されるのも、また鉄壁のようでなかなか乙だ。それに、君の髪の毛の花が風で飛んでいった時に、私はまた自然と君に愛を囁くのだろうからね。」
ミッドナイトはそう言って、ベンチのあいているところをポンポンと叩いて、「おいで。」と小さく発した。
女性がいれば、愛を囁く。そこに確固たるものがなくても。今の私は風よりも軽く漂い、雪よりも淡く消える。私を熱く焦がしたものはもうこの島にはなくて、これからも見つからないだろう。永遠と彷徨うのは無限回廊。
「ところで、こんなところでどうしたんだい。ミス・シアン? 君の頬にそっくりな苹果と、君にしては珍しく髪に花なんかさして。ああ、霞む、霞むね。君は綺麗だから、どうしてもその鮮やかな花達がモノクロなのかもしれないと、そう錯覚してしまうよ。」
【全然大丈夫です◎むしろ、こういう自然に知り合いとして入れるのもなりオリの醍醐味ですからね!】
>>18
【ヴェールニル/中央街にて】
「えっ、そんな。私、不器用でこんなこと日常茶飯事というか。日常茶飯事にしてはいけないのだけれど。とにかく、顔をあげてください。」
深呼吸を一回、少し落ち着いたヴェールニルは男性――――――ハッピーバースディの手から卵を受け取り「ありがとうございます。」と微笑んだ。
「私はヴェールニルです。お気軽にヴェルと呼んでください。なんて、こんなことはじめましての人に言うのはおかしいかしら。でも、こんな醜態をさらしたのだもの、今更ですね。」
相手の自己紹介にそう返せば、ヴェールニルは買った卵を自分の持っていたバッグにいれた。
「あなたも、お買い物の途中かしら。申し訳ありません。お邪魔をしてしまって。」
相手の荷物をちらりと見て、思う。この人は一体何を作ろうとしているのだろう。唐辛子に、オレンジに……キュウリ? 他にもいろんな食材がその手の袋の中には入っているが、自分の知る限りこれらで作る料理は思いつかない。オレンジなどは単体で食すのかもしれないが。それとも、実はこの人はとてもお料理が上手で、レシピ通りなんて通り越して、独創的なお料理を作るのかもしれない。誰にも思いつかないような、素敵なものを。
「あっ、あの、時に、ハッピーバースディさん。えっと、朝食は何をいただくのですか?」
もしかしたら、自分の知らない料理の名前が飛び出してくるかもしれない。そう期待をしながら、斜め上にある相手の目を見つめた。その目は、好奇心できらきらと輝いていた。
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