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- Re: 【中文推奨】かみさまのラルム【募集開始】 ( No.21 )
- 日時: 2017/07/23 03:38
- 名前: ゆきしま ◆BV.fqgxxRU (ID: DxncmFYg)
>>20
【赤の教会にて/ミッドナイト】
「嫉妬をされるくらい、誰かに愛されてみたいね。私十分生きたし、心を許した友人ももういないから、殺されてもその女性のことを愛して死ねるだろう。そうは言っても、私よりも生きているラルムは星の数ほどいるのだけれどね。」
差し出されたりんごをありがとう、と受け取るも口にすることはせず、両手で軽く持ちながら話を続ける。
「男の私に花を挿したって似合いやしないだろう。やはり花には女性だね。」
花に軽く触りながらそんなことを言う。それでも外すことはせずに、微笑んだ。ミッドナイトの暗い髪の毛に、鮮やかな花は映える。髪の毛と同じ色の睫毛を伏せながら、ミッドナイトはその薄い唇から言葉を紡ぎ出す。
「おや、つれない。君は私に私の色を嫌いになれというのかい? 一人での真夜中は悲しいんだよ。」
艶やかに、その唇は弧を描いてまるで誘うように首を傾けた。しかし、ここ二千年誰かと夜を共にした記憶はないし、今だってする気はない。全てでまかせだ。ミッドナイトが愛していると囁くものは世界中だけれど、本当に愛したものは二つしかない。一番最初に恋をした女と、そして何より“あの氷柱”である。
まあ、それは置いといて。彼女とこうしてゆっくり話すのは自分の記憶の中では初めてだった。今までは、挨拶程度、それというのも、彼女から発せられる仄かな拒絶がミッドナイトにそれ以上の侵入を許さなかった。完全に拒絶されるまで愛を囁く気にはならなかったからだ。しかし、今日の朝は珍しく……というか初めて向こうから話しかけてきたものだから、こうして話しているわけだが。
「ところで、私に何か用事でも?」
やはり、何か理由があるのかもしれないと、そんな質問を投げかけた。
【カッコよくできてますかね? いかんせん男のキャラを動かすのが苦手で。多分、彼も恋愛はしないのだろうなあと。彼のテーマは過去と諦め。なので。】
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