オリジナルなりきり掲示板
- Re: 【中文推奨】かみさまのラルム【募集開始】 ( No.23 )
- 日時: 2017/07/24 00:48
- 名前: ろっか (ID: O7xH2wYh)
>>21
【赤の教会/シアン】
「自分に殺意を持った相手を愛せるなんて、案外貴方の愛は重いのかな。あぁいや冗談だった?それならごめんなさいね、私そういう話は少し知識が薄いから。」
知識が薄いというよりか、関心がないといった方が正しいだろう。人との言葉の交え方は、いつからこんなに難しく感じるようになったのか。
「そうね、けれども花はそのまま地に咲き誇るべきだと思うな。地に強く根付き、そして自分の存在を美しく誇る姿は何より尊いもの。それに私、花が好きなの。だって花は、自ら命を落とす道を選ぶことさえ出来ないでしょう?健気で素敵、あの人よりもずっと。」
最後の言葉はとても小さく。酷く寂しそうに、それでもどこか憎たらしそうに花を見つめる瞳の色は、感情の入り混じりをうつさないように、混じり気のない美しい青だった。
そうして彼の言葉に少し驚いた様子で彼をみた。
「あら、別に一人でいろとは言っていないわ。ただ一人に絞れと言っただけよ。それに、真夜中の一人で眠る寒さは、決して貴方だけが感じるものではないのよ。」
ゆらりと手のひらを見つめて、片手で自分の肩を抱いた。寒いのは、冷たいのは嫌い。何よりも大嫌いなのだ。だって冷たいのは痛いじゃないか、寒いのは寂しいじゃないか、寂しいのは悲しいじゃないか。シアンは少しだけ睫毛を震わせて、すっと視線をあげた。
そうしてミッドナイトの言葉を聞いて、特に用事もないのに声をかけたことを自分でも珍しいと思った。どうして自分は青の、しかもあの人に近い色の彼に声をかけたのか。あぁそうか、とシアンは一人納得した。彼はあの人に似ていて、無意識のうちに思い出していたのか。
「別に用事はないのだけれど、迷惑だった?ごめんなさい。もしかして、昔の女の人の事でも考えてたの?それとも…あの噂の氷柱の事かしら。」
青の塔でも有名な彼の話。女遊びの激しい彼の本命は、という話を、何年も前に聞いた事がある。生まれて初めて見た氷柱。そんな話で彼が称された通り名は大分酷く、シアンも思わず笑ってしまったことを思い出し、また笑いを溢してしまった。
【そうですね、シアンのテーマも似たようなものです。でもシアンは少し未練がましいというかなんというか…キャラが安定しないです。】
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