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Re: 【中文推奨】かみさまのラルム【募集開始】 ( No.24 )
日時: 2017/07/24 02:28
名前: ゆきしま ◆BV.fqgxxRU (ID: DxncmFYg)

>>22

【中央街にて/ヴェールニル】

 「あら、本当ですか? でも貴方のお名前も素敵。ふふっ、もしかして誕生日の日には“ハッピーバースデイ、ハッピーバースディさん”になるのかしら。なんて、子供みたいなこと言ってしまいましたね。忘れてください。」

自分で言ったことながら、ツボにハマったのか、忘れろと言った後も少しおかしそうに「ふふふふっ。」と口に手をおさえながら笑った。彼の誕生日も知らないのにその時になったら言ってみようだなんて考えて。

 「紫キャベツに、唐辛子に、パプリカとオレンジでパスタ…………?」

彼の口から発せられたのは自分もよく知った、いや、むしろよく作る料理の名前であった。しかし、私の知っているレシピだと……唐辛子はペペロンチーノ、パプリカもまあ使うことはある、でもオレンジ? この中で一番個性的な味なのは唐辛子だからそれに合わせるとして、オレンジは果たして必要なのだろうか。いや、きっとおいしくなる秘訣があるのだろう。そうだ、そうに違うない。紫キャベツのことを面白いと言っていたことは、忘れるようにした。

「私はオムレツを。その、お恥ずかしながらオムレツがうまく作れたことがなく、練習中なんです。もう、練習を始めて三十年は経っているのだけど……。」

そう言って、先程買った卵以外のものを見せた。ひき肉にトマトに玉ねぎ、塩胡椒は家にあるから大丈夫だとして。見せた食材は全てひとりで、ましてや女性が食べるにしては多過ぎる量だった。そう、まるで、もうひとり、食べる人がいるような。

「毎朝毎朝焦がしちゃうんです。どうしてかしら。」


>>23

【赤の教会にて/ミッドナイト】

 「自分で死ねないから生きているのは、健気なのかい。それは、――――――、」

諦め、だろう。しかし、ミッドナイトはそれを口に出すことはしなかった。彼女がそれを誇りだと、尊いものだと考えているのなら自分にそれを否定する権利は一つもない。彼女の尻すぼみな言葉に、ちゃちゃを入れるような真似も、したくはなかった。自分は彼女のことを一切知らないから、変に同情するつもりもないけれど、能天気でいられそうにもなかった。彼女の綺麗な瞳はただひたすら花に注がれていて、何か思うところでもあるのだろうか、なんてことを思ったりもした。

 「誰が夜の寂しさを感じようが、それは私には関係ないだろう。寂しいのなら誰かを探せばいいのさ。私はいつでも天蓋の下で待っているよ。私に向かって、手を伸ばしてくれれば、私はそれを優しく引くだけでいいのさ。」

私の身体の火照りを鎮めてくれるのならそれも結構、私は熱いのは苦手なんだ。そんなことも冗談交じりにいえば、白く長い指を自らの唇に這わせて。最後に、自分の小指を唇に当てながら、「そうしたら、朝まで寝かせてはあげない。」と、笑うと、そのまま小指を相手の唇へと差し出した。

 「私が愛しているものを教えてもらいたかったら、私を愛してご覧。そうしたら、数多の女性を教えよう。私と、氷柱のことを知りたかったら私の唇でも奪ってみることだね。」

既に、島の多くの女性が知っている自分のことをシアンが言えば、ミッドナイトは微笑んで誤魔化した。自分が一番愛した女のことは、一切触れずに、ミッドナイトはそのまま話をそらす。

 「もう、この花はお役御免でいいかい。誇り高く咲く花が好きなのであれば、この子はいらないだろう。」

シアンが自分の頭につけた花をとれば、無慈悲にも、そのまま地面に落とした。


【キャラが安定しないの私もです。特にミッドナイトがぶれぶれで。段々と固めていかなければ。】