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【>>32
私も文字化けには驚きました･･････。修正いれるのに時間かかってしまい申し訳ないです。
それではお言葉に甘えて投稿させて頂きます!!(*^^*)】

「あーあ、ツイてねぇなぁ。」

しゃがみ込んでいる男は乱雑に頭をかいて深いため息を零した。
男――オズワルド・ケイヒルの今日の予定は、南部のガルゴファミリーの元へ行き今月の上納金をもって――まぁ、上納金はこっちが勝手に用意して押して付けているだけだが――伺い、今後ともよろしくと挨拶に行くことだ。
大元のガルゴファミリーに会いに行くので今日は自身のクローゼットから久々にスーツを引っ張り出して、身なりにはいつも以上に気を遣った。

「何で、俺が超良いスーツを着た日に限ってケンカ売ってくるかなぁ。あのね、今日は大事な日なのよ?空気読んでくれてもいいじゃんかよぉ。てかなんで俺ぇ?一応本業さんなんだけどねぇ･･････」

まぁ、もう聞こえてねぇか、と呟きながらしゃがみ込んだまま近くに倒れている男の頭をペしペしと軽い音が出そうな力で叩く。
安全な中部の街といえど'ヤンチャ'な輩は少なからず存在する。
オズワルドはつい30分前、そんな'ヤンチャ'な男達に絡まれ裏路地に連れ込まれ金をせびられた。良いスーツを着ていたせいか、細身だったからかは分からないが良い気分はしなかったためにいつもはいなす程度で終わらせるが今日は遠慮無く沈めた。

あー強面になりてぇ。そう呟きながら彼は立ち上がり軽く埃を払って汚れを確認してから路地裏から通りに戻り、取り敢えず屋敷へと向かった。

帰ってきたら見回り強化するよう下の奴に言わねぇとなぁ。てかボスので巫山戯たことすんなよ。くそったれが。
なんて昔の自分を棚に上げているごろつき出身のオズワルド・ケイヒル。

職業、中部の街を守護するマフィアの幹部である。