オリジナルなりきり掲示板
- Re: 【マフィア・能力】引き金を…@参加者募集! ( No.58 )
- 日時: 2017/09/24 12:40
- 名前: Hama=guri (ID: SqYHSRj5)
>>43
パンダ様
スレ主であるみや様から参加許可が頂けましたので、絡ませて頂きます。
絡みにくい等がございましたら遠慮なく仰って下さいませ。
年下の組員達が何やらデスクワークをせっせとしている中、俺はソファーに座ってコーヒーを啜っている。
今日、仕事はなかった。いや、雑事はあるがそれは俺本来の『仕事』ではないし、そもそも雇い主である組織自体俺に『仕事』以外の能力は求めてはいないだろう。
まあ、『仕事』があればすぐにそれを遂行しに向かう。自分で言うのも何だが、その『仕事』は俺以外の手には余るだろうから、その『仕事』をこなすだけで俺を雇っている理由は十分にあるはずだ。だから、それが無いうちは仕事待ちだ。
「おい、オズの姿見かけねぇが、休みなのか?」
とはいえあまりに暇だったので、目の前を通り過ぎる若い衆にコーヒーを啜りながらふとそう尋ねた。すると返ってきたのは『オズワルドさんならガルゴさんん所に上納金収めに行きましたよ』という言葉。
おい、そんな事を幹部にやらせるなよ。……いや、顔を繋げて置くためにも幹部が行く必要があるのか? 正直その辺のところはよくわからなかった。
「ふー……俺もちょっと外回り行ってくるわ。」
仮にそうだとしても、幹部を一人で出歩かせるのは不味いだろう。そうじゃなくてもゴロツキってのは金の臭いに敏感だ。良い身なりをしていれば目を付けられるし、何なら挙動だけで金の臭いを勘付きやがる。上納金なんて大金を持っていれば、さすがのオズでも絡まれるはずだ。
それどころかもし首を取ろうって輩が居たらなら、格好の的だ。なにせ俺自身がそんな事を生業にしているから、どうしてもそう考えてしまう。
俺は啜っていたコーヒーを一気に飲み干すと、事務所を後にした。なんて言うと颯爽と見えるかもしれないが、実を言うとコーヒーが熱くて火傷した。
それから事務所に置いておいた仕事用の黒スーツを着込んで、南部の街を歩いていた。愛銃はもちろん二丁ともホルスターに入れ携えている。上納に行くのに銃を持ち込むのも礼儀知らずな気もしたが、俺が丸腰で街を歩くのは危険すぎる。こんなナリなら金目当てのヤツは近寄ってこないが、その代わりに幼児性愛者なのか、それとも身体が女なら何でも良いのかわからないが俺自身に何かしようと近づいてくる輩が居るからだ。何と言うか、俺が言えた口じゃないが流石にそんな奴には反吐が出る。
余談だがこのスーツは男物でオーダーメイドだ。こんなナリだから、ちょうどいいサイズのスーツを置いている店なんてある筈がない。……男物の理由? 決まってるだろ、こんなナリでも俺ぁ男だからだ。
まあ、あれだけ聞いて事務所を飛び出して来たわけだが、歩いていればそのうち見つかるだろう。オズとはもう十年以上の付き合いになるし、アイツの行動類型はある程度理解しているつもりだ。
まあ、とは言えすぐすぐは見つからな――
前言撤回だ。今視線の先の裏路地から上等のスーツを身に着けたオズが出てきた。けれどその表情はどこか浮かない。まあ大方上物のスーツから金の臭いを勘付かれて絡まれたんだろう。
「よおオズ、護衛も無くて寂しかったろ。オッサンがお供にきたぜ」
俺はいつも通り『にへら』と笑って声をそう声を掛けながら、うんざりした様子のオズへと近寄った。
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