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Re: 【だれでも!】妖桜学園【募集中】 ( No.28 )
日時: 2017/10/16 17:03
名前: 糖分 ◆v0QazOXjU6 (ID: RuL2wqqJ)

>>25 >>26 >>27 【校庭】

秋月 鴉

……三年生?
鴉は意外そうに目を見開いた。華奢で若く見えるその見た目からつい、自分と同学年かと錯覚していたのだ。しかしここは妖の暮らす学園。必ずしも外見と学年が一致するとは限らない。かく言う鴉も実年齢で言えばハッキリとは覚えていなくとも確実に数百年単位で生きているのだから。
ふと彼女が笑いながら『あとは何の質問だっけ』と問いかけてくるため、返事を返す。

彼女は楽しそうに朱雀という種族の説明をしてくれた。悪戯っぽく笑うその表情につられるように笑みを返して、

「ま、たしかにそうかもな〜。俺ら鴉はスローペースな奴が多いわ。…じゃあさ、今度また散歩がてら空飛ばねー?これもなんかの縁だしさ」

そう言いながらふと目をそらした彼女の視線を追うように顔を上げると、二人の生徒が目の前を通り過ぎるのを確認する。その一瞬、青い髪をした男子生徒の指に光る指輪を発見して、鴉は思わずブランコから飛び出しそうになった。光り物に反応してしまう悲しいサガである。しかし、隣にいる紅羽の存在を思い出しガタタン、とブランコを揺らしただけでどうにか踏みとどまった。

『それにしても鴉クン、良い名前』

そう言って嬉しそうにブランコを漕ぐ紅羽を横目に、さきほど見たキラキラと光る指輪が忘れられない鴉は悪いと思いつつも気もそぞろに生返事を返す。

「え、あーー…いやぁ、ありがとね」