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- Re: 【日常・恋愛】妖蓮町の日常茶飯事 ( No.100 )
- 日時: 2017/11/16 22:31
- 名前: 流沢藍蓮 ◆50xkBNHT6. (ID: Yv1mgiz3)
【返信遅れてすみません! リアルがゴタゴタしておりまして……。
様々な事情により、毎日来られなくなってしまいました。返信は遅れてしまうかもしれませんが、これからもよろしくお願いします……。
最悪、週一返信になるかも知れません。】
>>92-94
【風恣:茶屋】
風鈴はいいよね、という紫蘭の台詞に、そうだよねと風恣は笑う。
彼も風鈴が好きだった。ただの吊るすだけの品物なのに、簡単な仕組みの品物なのに、そこを風が渡ると鳴り出す美しい音色。ガラスや陶器同士の触れ合う涼しげな音。
仕組み自体は単純なのに、それはとても美しいものだと風恣は思っていて。
だからそっと風を起こして、さりげなく風鈴を鳴らしてみた。
チリーン、チリーンと鳴り出した澄み渡った音に、彼はしばし目を閉じて耳を澄ました。
おすすめは、と銀に訊かれ、彼は元気よく答えた。
「ここには美味しい天ぷら蕎麦があるんだよっ! 季節の食材を使っていてすっごく美味しいの! 僕、ここの天ぷら蕎麦、食べたいなぁ」
その後の朱楽の「酒が飲みたい」という言葉に、風恣はしばし考える。
正直彼は酒が苦手である。しかし自分の好みを持ち出して楽しげな雰囲気を乱すのは若干忍びないような気がしてきた。
だから彼は、元気よく答えるのだった。
「お酒? いいよいいよ。僕、気にしないからさぁ」
空気を楽しくするためには多少の譲歩は必要なもの。美味しい店には美味しい飲み物、という朱楽の気持ちも、風恣はわからないでもなかったから。
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