オリジナルなりきり掲示板

Re: 【日常・恋愛】妖蓮町の日常茶飯事【なり開始/中文/募集中】 ( No.42 )
日時: 2017/10/22 11:04
名前: 流沢藍蓮 (ID: GfAStKpr)

【えー、挨拶を忘れておりました、今更ですが、皆様よろしくお願いします!】

>>40/風恣:暁荘入口→酒屋前】

 本当は、ただの暇つぶしのために言ったことだった。彼はそれ以上のことなんて望んでいなかった。
 しかし、彼の発した言葉は予想外の方向へ進んでいった。それは、とてもよい方へ。
 風恣は朱楽の方へ近づいて行って、嬉しそうな顔をした。

「やったぁ! 何かおごってくれるの? じゃ、僕、頑張ろうかなぁ」

 風恣は握ったうちわを元気よく構えた。
 彼はまだ子供の鴉天狗だ、起こせる風の強さは実際そこまでではないが、誰かを涼しくするくらいはできる。大人の鴉天狗みたいに竜巻なんか起こせなくたって、この町で暮らすには寧ろそれくらいの方がちょうど良い。
 風恣はそれでも少し気をつけて、風を起こした。
 風は当たると涼しいけれど、必要以上の勢いがあると周りのものが飛んで行って、害悪になるから。

「こんな感じ、かな?」

 彼の頭の中は、おごってもらう食べ物のことでいっぱいだった。