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Re: 【日常・恋愛】妖蓮町の日常茶飯事【なり開始/中文/募集中】 ( No.72 )
日時: 2017/10/29 10:58
名前: 唯 (ID: SDyLiy9K)

>>71 流沢藍蓮さん
すみません、訂正しておきました!以後気をつけます。 】


【紫蘭:妖蓮町 商店街 】

>>71

キタキツネがモゾモゾと動き、風恣は驚いて声を上げる。紫蘭はその様子にまた微笑みをみせる。ただ、その微笑みは先程とは違い、少しだけ意地悪なものだが……紫蘭が暑さに耐えてまで、キタキツネを退かさないのは、彼女が驚いた時の人の反応を楽しんでるのも大いにあるのかもしれない。


「 ふふっ、驚かせてしまいましたか?この子はキタキツネの白です。・・・結構、凶暴なので噛み付くかもしれないので注意した方がよろしいかもしれませんよ? 」


( なぁーんて、ほぼ何にも興味示さないし、大人しいキツネだけどね。 )



紫蘭はそう少し脅すように口角を上げて言葉を繋げる。その後、反応を見たからか、冗談ですよ、とふふっと楽しげに微笑む。彼女がふふっと微笑わらう度に簪が揺れる音はシャラリと楽しげに聞こえる。

風恣は紫蘭の後ろからやって来た銀の誘い朱楽も共にが良いと言って、退散しようとした朱楽の服の袖を掴む。その時の風恣の表情には何処か必死さがあり、その変化に紫蘭は自然と意識を向ける。



( ・・・このひとは……孤独ひとりを、無意識のうちに恐れてる・・・感じがする・・・ )



「 ・・・そうですよ、朱楽さん。こんな可愛い風恣さんが、お願いしてるんですよ。遠慮なんてなさらないでくださいよ、ね? 」



風恣の頭を烏帽子の上からポンポンと撫でて、朱楽に向かって言葉をかける。



「 それに私のことは気になさらずとも大丈夫ですよ?大分楽になりましたから 」



付け足すようにそう言うと、紫蘭は全く暑さを感じさせず優美に微笑む。