ALLジャンルのオリジナル小説、ライトノベル、二次創作小説、ss小説やイラスト投稿なら「小説☆カキコ」

【>>17 朝。スライトリー(狐森　千景)/名もない森】

　森の中を縫ぬうように歩いていたが、千景に生えている狐耳がぴくりと反応し歩みを止める。

　耳が反応したのは声だ。誰かの声がしたような気がしてそちらに体ごと向けるも内容が途切れ途切れにしか聞き取れず、まるでクエスチョンマークを頭上につけているような仕草をした後に声がした方へと歩き出しながら徐おもむろに口を開いて

「嗚呼、居るぜ！　なあ、そのまま声出してくれないか？　早く森から出たいんだ、頼む！」

　森と誰かしか聞き取れなかったが千景は自分に問いかけていると判断して、相手にも聞こえるようにはっきりと言いつつも、その声の主にそうお願いする。

　勿論礼も相手が困っていることがあれば手伝う気でいたが、これがもし空耳なら恥ずかしいと柄にもなくそう感じ、再び立ち止まって返事が来るのを待つことにした。

　もし、返事が来なければ来ないで朝食になるものでも調達し食べてからまた仲間を探しに行こうとすぐに切り替えが出来るように幾いくつもの案を珍しく考えながら耳を澄すませる。

ーーー

【>>17　七歩蛇様
　あ、謝らなくても大丈夫ですよ！　反射なら仕方ないですし(笑)

　気張らないようにして無理せずに行きましょう、楽しむのが一番ですからね！

　わ、ありがとうございます！　いえいえ、大丈夫ですよ！　夢魔ナイトメアを気になさって下さりありがとうございます！　夢魔は夢魔で動かしますのでもう一人作らなくても大丈夫ですよ、七歩蛇様がしたいと思ったらで良いので気にしなくても大丈夫です(←)　

　はい！　それが最善ですね！
いえいえ、俺も充分クダグダなんで謝らなくても全然大丈夫ですし、七歩蛇様のペースで返信してくれたら嬉しいですので！】