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渡されたものをもぐもぐと食べながら会話を耳に入れる。

「街の店はほとんどまわったし、いろんな人と話していたから噂
　位は知ってそうだな。そもそも会話をしてたっていっても
　どこが危険かーとかこいつらの攻撃を避けるにはどうすれば
　いいかーとか位の会話だったから名前は知らん。だから知り合い
　かどうかはわからんな。まぁ猫のフリしとけば大丈夫だろ。
　とにかく家へ住んでいいのなら嬉しいな。ありがとう。そっちの
　黄髪もさっきはありがとなー。」

会話を聞きながら礼とあの頃の記憶を思い起こしながら話す。

（ま、そりゃ年頃の娘が心配なんだろうな親としては。俺２２だけどな・・・。）

ふと気になった事を口にして問うてみる。

「あぁそういえば名前を聞いてなかったな。あ、言っとくけどこの見た目でも
　中身は２２の魔法使いだから忘れるなよー。魔法とかはできるから戦闘には
　参加できるけどな。ただ魔方陣を書くのが難しいのが難点だな。」