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Re: 白と黒の戦争【戦闘】 ( No.123 )
日時: 2018/01/13 12:05
名前: たま (ID: Upyg7XTf)

「っ! 憐!?」

 遠くに良く見知った少年が見えた。戦場で出会った麗狐よりもずっと幼いながらに白軍へ入隊してきた憐だ。白軍の中でも一等幼い彼を環はよく気にかけていた。
 憐が急に叫びだしたのを見て、環は前へ進むとをやめ憐の傍へと駆け寄ろうとした。

「(どないしたんや、急に。あいつのあんな苦しそうな姿今まで見た事ないで。……!)憐!」

 もう少し、という所で憐が走り出した。敵味方がごった返すこの戦場で走る憐の元へたどり着くのは困難を極めた。

「(ここを離れるわけにはいかん…)」

 ここで自分がこの場を離れたら、この戦場には自分以外に指揮を執る人物はいない。今、兵1人を優先するか多くの兵を優先するか。

「……クソッ」

 環はまた動き出した。前へ前へと必死に走る。
 向かう方向は……―――憐が入っていった森の中。

「(そもそも俺には副大将なんて重すぎるんよなぁ)」

 それでも副大将の座に座る理由はただ一つ。自分はただ、皆と幸せに生きたいだけなのだ。戦などない。
 その為に彼を、憐を見捨ててはいけない。環は、自分が彼を見捨てた時、自分が人間でなくなるのを理解していた。

「(憐、もう少し待っとれよ…!)すまん! 少しここを離れる!」

 周囲の兵士たちにそう伝えると、環は森へと入っていった。


【大切な事なので二回言いましたね……なるほど。髭剃ったり眼鏡かけたりするだけ別人になる人も居ますしそう言った感じですかね。にしても10歳……少年兵レベルというか、幼すぎて戦場に出ているのを見たら胸が痛むレベルというか、ちょっと幼すぎる気も……?
 ちょっと話の展開が急すぎて……えっと、今から環さんがそちらに向かいますが、研究員さん?はまだそちらにいらっしゃいますか?】