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>>115
パルメフはこっそりとアロンに合図を送り、人気の少ないテラスで一旦合流することを提案した。
誰も聞き耳を立てていないことを確認してから、小声で話しかける。

「そっちは何か分かったことはあったかい？……ぼくは全然だよ……。
変わったことといえば、サンディっぽい女の子が店で遊んでるの見かけたくらいさ……」

成果が得られていないことへの自責の念の表れか、耳が垂れ下がっている。

「隅から隅までこのカジノを探してみたけど怪しい部屋は無かった。経営者の僕さえ知らない秘密部屋があるかもしれないね。何か行き方が分かるものさえあればいいんだけど」
「そういえばアロン、もし万が一、裏取引している悪い連中が襲い掛かってきた時には、何か対応策は考えているかい？ちなみに僕は空気を操る魔法を使えるから、空気砲を敵にお見舞いするつもりだよ！」

なかなか物騒な発想を持つ兎だ。しかし、もしサンディが持つ地図の場所が裏取引の指定位置を示しているなら、ある程度の荒事は避けられないのかもしれない。
だが、この有能な探偵と一緒ならばきっとうまくいく。パルメフは彼に勇気をもらっているようだ。

【キャラシの追加欄、後日埋めますね。】
【廃墟アパートの方、通りすがりの来訪者さんから>>83へのご返信頂けないのですが、
そろそろ進行したいと思います。
他参加者さんの動きが特になければ、週末くらいにレス投稿致しますね。】