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- Re: マジックシティ(参加者募集中) ( No.130 )
- 日時: 2018/02/05 14:21
- 名前: 銀色の気まぐれ者 ◆MMJVxNkRYU (ID: 50PasCpc)
周囲が揺れたのに気づき、その揺れで一瞬だけ回復した察知機器であたりを見回した。
無機質な音声が短く言葉を発する。
<体温低下・怪我をしている生体を発見しました。>
思考を巡らせ、走ってその場所へ行く。”人を死なせたくない”という一心で、彼は生まれてきたの
だから。「あの人がいないのなら私は死ぬ!!!」そう言った少女の言葉に動かされて研究者が作った
のが自分で、人を守る為にお前を作った、と言われてきた。でもその善意は少女が前に進む為の障害
にしかならない。それを見て見ぬふりをした。研究者も、自分も。あの日の少女の瞳を思い出して、
スピードは上がる。本棚が倒れそうになるのを見て、背中で本棚を支えた。だが、その機械は本棚を
支えるには、弱すぎて。バチバチ、と青い火花がちる。無機質な音声が、危険だと言っている。
「早く逃げろ。治療をしてくれる奴ならいるだろう。」
<このまま本棚が倒れて壊れる可能性が97%、壊れてもなおらない可能性が98%です。>
また、無機質な音声が可能性を提示してくる。片手が足元に転がっていて、一層怖く見えただろうか。
そんな事を、頭の中で巡らせる。背中はもう無理だと訴えかける様に火花をちらした。
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