オリジナルなりきり掲示板

Re: マジックシティ(参加者募集中) ( No.138 )
日時: 2018/02/09 00:10
名前: 宝治  ◆wpAuSLRmwo (ID: CbWDPUMA)

(サラ、リリーの廃墟にて)

>>130

――死ぬ。と悟った。

大きな本棚が倒れ、重たげな本や置物がバラバラと頭上に崩れ落ちる様が、スローモーションで見えた。サラは目をつぶった。もう疲れた。もう何も感じたくない。
見える世界はまぶたの裏の闇。これが死後の世界なら安らかな方かもしれない。

(……違う)

違う。サラはまだ死んでいない。恐る恐る目を開くと間近に銀髪の少年がいる。彼がその身をていしてかばってくれていたのだ。なぜ見ず知らずの汚い小娘にここまでするのだろう。感謝と困惑がないまぜになってサラは問いかけた。

「あ、あなた何をして……」

彼はサラに対して逃げろと言った。

「そ、それより腕が…それに足も無しに、え、火花が……?もしかして機械からくりさん、でございますか」

サラの元いた世界にも機械兵はいた。しかしこれほどまでに人間に寄せた精緻な機械からくり――いや、アンドロイドは存在しえなかった。
ただし、ろくにメンテナンスが施されておらず、壊れかけているようだ。さらにおいうちをかけるようにして、不穏な合成音が破滅的な未来の可能性を示唆しだした。

「あ、あの逃げてくださいまし。小生わたくし、沢山怪我を負ってますゆえ、どうせ助かりませんで」

この世界に着て、初めて誰かに助けてもらった。その実感が徐々湧き上がる。独りじゃなかったという喜びが胸をつく。
彼のような良い人――いや、良いアンドロイドをここで犠牲にしたくはない。彼には逃げてほしかった。

>>136

膠着状態を打破してくれたのは、駆けつけてくれた一人の女性であった。サラは必死で手を伸ばした。

「あ、あの。そこのお嬢さま!どうかお救い下さいまし。私はもうダメですけれど、この銀の髪の方だけでも…!」

【魔法かけて下さい。お願いします。by半死半生】

>>134
【お大事にです。スレ進めてしまいましたが、また色々展開考えてみましょう】
>>137
【まずは導入を書いて話に乗ってくれる人を待つか、今進行してる話に自分から絡みに行くかの二択ですね(キャラシ決定版はどれでしょうか…)】