オリジナルなりきり掲示板
- Re: マジックシティ(参加者募集中) ( No.141 )
- 日時: 2018/02/14 21:41
- 名前: 銀色の気まぐれ者 ◆MMJVxNkRYU (ID: hAr.TppX)
からくり、という問いにこくりと頷く。怪我を負っているのを見ても、助けない訳には
いかなかった。力が抜けてきてしまうのを無くそうと、踏ん張る。すると、先程居た
女性が来て”助ける”とはっきり言ってくる。____自分なんか、助けなくてもいいのに___
という考えが頭をよぎるが、今は前を向いていよう、と思い、打ち消す。助けに来た女性は、
棚に触れてなにかを発した。すると、棚は時が止まった様に動かなくなり、その場で固まって
しまう。時が止まった様に、機械の方までも固まってしまう。背中はまるで石になったかの
様に止まってしまい、一部の機能が使えなくなる。無機質な音声もまた、そのなかの機能であり、
訳のわからない言語を一言だけ発すると、その声は聞こえなくなった。
<@;:。¥^-’#$&&>
幸い時が止まるのは背中に留まり、棚から背中を話しても棚はそのまま固定され倒れない。だが、
固まってしまった背中はボロボロと崩れ落ち、人間の様な皮膚と服で覆われていたはずの機械が
あらわになっている。
「・・・・被害、背中部分・右足への信号・両腕への信号部分。充電、残り8%。充電の
必要性あり、か。あと修復・・・・。」
マジックシティで一般的に使われている言語を口にしながら、よろよろと歩く。いや、
歩く事さえままならない。床に転がっている片腕も、まだ繋がっている腕も、右足も
動かない、自由がきかない様になってしまっている。
「とり、あえずこっちは大丈夫だから怪我を治してやれ。それに、あと数秒位で信号麻痺
によりスリープ・・・・気絶する。」
壁に持たれかかってそう言う。実際、大怪我、ではないが故障点がかなりあって危険なのは
自分であるという事を理解していても、痛みを感じる方を手当てした方がいい。そう思った。
とはいっても、彼女等にはなにをすればいいのか、わからないし、生態も理解できてはいない
だろう。その事を思い出し、念の為の説明をし始める。
「俺はアンドロイド、名前とかはそっちの奴に聞いてくれ。オーキッドで私立探偵を営んでいる。
オーキッドの奴等に”売れない探偵”とでも聞けばわかるだろう。太陽の光をエネルギーに
してるから日向ぼっこ状態にしとくか食べ物でも食べさせりゃ起きると思う。じゃ、後は頼んだ。」
説明しきると、またも無機質な音声が途切れ途切れになにかを伝えてくる。
<充電5%&は$りまし#。スリー”を#始しま&。>
壁に持たれかかっていた青年は、眠る様にその場に崩れ落ちた。
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