オリジナルなりきり掲示板
- Re: マジックシティ(参加者募集中) ( No.148 )
- 日時: 2018/02/15 22:36
- 名前: 銀色の気まぐれ者 ◆MMJVxNkRYU (ID: LxaimtSa)
【>>147 すみません、聞いておくのを忘れていました。修正してみたのですが、どう
でしょうか?】
【暇なので過去編?です。】
ロボットなら夢を見る事等ないのだろう、と誰かが言っていた気もするが、それは違うのだろう。
実際、彼は今夢を見ている。昔の、夢を。儚く砕け散った、少女の夢を。
少女「嗚呼、帰ってきてくださったのね!ずっと、ずっとお待ちしておりましたわ!!」
「うん、ごめんね。待たせちゃって。」
少女「いいの、いいんですの!貴方の名前がわからなくても、私が王女でも、貴方と過ごせれば。」
花の様に可愛らしいその笑顔を、守りたいと思った。けれど、その瞳に映っているのは”俺”では
なかった。死んだ彼を、少女は本当に愛していたのだろう。
「じゃあ、いつもの様に水浴びでもしよう。」
少女「ええ!」
そういって、俺達は__________いや、僕らは走り出した。また、いつもの様に、遊んだ。
楽しそうに笑う少女の目は、赤くはれていて。それでも、僕を見据えた。綺麗な、エメラルド
グリーンの瞳で。でも、見据えているのは僕から見える”彼”。もう、帰ってくることのない、
”彼”を見ているのだ。ある日の夜、街中でともに鬼ごっこをしていた。少女が鬼で、僕が逃げる
側。笑いながら、走った。とある路地に差し掛かった時、視界が歪んだ。その先には、いろんな人が
いる、大きな通りが見えて。逃げたくなった。もう、これを終わらせたかった。その通りに向かって
走って、走って、走った。白い光に包まれていく俺に、少女は泣きながら叫んだ。
少女「まって!!一人にしないで!!また居なくならないで!嘘でもいいから!!」
「前を見ろよ。現実を見ろよ。いつかは、見なきゃいけないんだから。」
そういった途端、ばちばち、と音がして。感情も、癖も、性格も。すべてが、なくなった。
少女「いやだよ・・・・あの人が死んだなんて、受け入れたくないよ・・・・。」
小さい子供の様に、少女は泣いた。声をころして、泣いた。
「いい人を見つけろ。いつまでも、アンドロイドなんかに頼っちゃいられない。」
そう一言言って、アンドロイド、いや。”俺”はこの世界へ迷い込んだ。
(なぁ。君は、俺の事を見て、くれてたのかな。コイビト、って、よく、わからないなぁ。)
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