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＊世界観について＊

舞台は誰もが魔法を使える世界。
そこにあるのは四方を他国に囲まれたアルテリア王国。その王国最大の学園、王立アルテリア魔法学園で学ぶ生徒達のお話。
王国全体は近世・近代ヨーロッパのような街並み。現代ほどには文明が進んでおらず、魔法と蒸気が主なエネルギー源。単独の移動には箒、大人数の移動には蒸気機関車や飛行船、帆船を使用する。
街の外には魔法生物や魔法植物が蔓延り、攻撃性のあるものを総じて魔物と呼ぶ。



＊魔法について＊

この世界には二種類の魔法が存在している。
ひとつは基本魔法。箒で空を飛んだり、大釜で薬を作ったりなど、日常生活を送る上で必要な魔法。得意不得意はあれどほとんどの人が使える。
もうひとつは属性魔法。人はみな生まれつきで使える魔法の属性をひとつだけ持っている。属性は現在までに数百種類もの数が確認されている。基本的には親のどちらかから遺伝で受け継がれるが、偶に突然変異で違う属性を授かる場合もある。
基本魔法も属性魔法も、発動に杖や詠唱、魔法陣の類は要らないが、あると発動がより安定したり効果が上がったりする。