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Re: 【story start】ドラゴンと魔法使い ( No.31 )
日時: 2018/02/24 00:39
名前: ルルミー (ID: YaNMSBwn)

男性が差し出した本を浮かせ、ノートの上に乗せると本棚に飛ばす。
この本のあるべき場所へと向かわせる。

羽ペンをその場に浮かせていた為、男性の呟きが聞こえた。
やっぱり、色々あるんだ。
借りる人のプライバシーはちゃんと守る。
管理者として当然だ。

しばらく自分の仕事をしていると、振り子時計が鳴った。
・・・休憩の時間か。
振り子時計が1回鳴る。これが休憩の合図。
こだます音が消えると同時に、無数のノートと羽ペンが動きを止め、カウンターに向かう。
次々と重ねていき、最後の一冊を重ねたところで溜め息を付いた。

「疲れた・・・・」
両手で別々の事を行うのは、神経がすり減る。
しかし、人間が利用するこの図書館の管理は私の、精霊としての使命だ。

透き通ったローブを椅子に掛け、四枚の薄い羽が隠れるように服を着直すと管理室を出た。
図書館の死角。誰も目にすることの無い出入口。
ドアを完全に閉めると、入り口は壁の中に消えるように姿を消した。
小さい鍵を掛けると、本棚へと向かった。


【良かったです・・・ありがとうございます。
あ、入り口は本当に見えないという事でいいですか?
簡単に見つかってしまっては面白く無いので・・・・・】