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- Re: 【SF・ファンタジー】蒸気の国は世界の終点【募集中】 ( No.51 )
- 日時: 2018/03/17 22:34
- 名前: エト ◆rJ0.p9CCG2 (ID: DahnpfAz)
>>50
【そうですね、私は前者のほうを考えていましたがどちらでも構いませんよ!ソルムくんの反応におまかせします】
【レベッカ・ニコルソン / →城下町 スミス双子の店】
サンドイッチを作るためにはふわふわの白パンが不可欠だ。まずはパン屋へ行こう。城下町のパン屋は片手で数えられるほどしか知らないが、その中でもとっておきのお店だ。ご機嫌な様子で軽やかに足を進めるレベッカの横を二人の男が通り過ぎた。
「さっきのはたまげたなあ。貧民街の近くとはいえ、まさか空賊が城下町まで荒らすなんて」
「まだ若い坊ちゃんだろうに、たいそう気の毒なこった」
「……空賊」
男達の話をレベッカは聞き逃さなかった。空賊。おじいさまから時折話を聞いたことがある。まだここへ来てから日も浅く、城下町でさえ買い物以外はあまり出歩かない彼女は、運が良いのか悪いのかその存在を実際に目にしたことがなかった。もしかすると、彼らがやってきた方向にその空賊と呼ばれる者たちがいるのだろうか。心の片隅に生まれた余計な好奇心がレベッカを早足にさせる。しかし、レベッカの浮ついた気持ちはそう長くは続かなかった。
「そんな……ひどい……」
すぐに視界に現れた、その見るも無残に荒らされた店だったものは、レベッカが言葉を失うには十分すぎたのだ。これが、空賊の力。暫くあっけにとられていたが、ほどなく建物のところに二つの人影があることに気付き、警戒しつつも近寄ってみる。
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