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- Re: 【SF・ファンタジー】蒸気の国は世界の終点【募集中】 ( No.62 )
- 日時: 2018/04/15 01:09
- 名前: アルミホイル (ID: ajaa150U)
>>61
了解いたしました! 絡み文を書かせていただきます!
あまり文章が上手くいかないかもしれませんが、ご了承くださいっ!
【ヴィクター・エイデン/城下町にて】
ヴィクターは自分の仕事を不満に思ったことはあまりなかった。両親が病に倒れたときも時も、兄弟が射殺されたときも、足を失ったときも、この仕事を恨むことは決してなかった。それよりも、この仕事があることによって自分は今生きているのだと感じることすらまれにあるほどだった。なるべくしてこうなっているのだろう、それが納得する一つの答えである。
城下町の一角にて、調子の悪い機械の点検や部品の発注・交換、ついでに清掃まで済ませて取り合えず今日の仕事は落ち着いた。子供のころから遊びまわった見慣れた道を歩きながら今日の仕事について振り返る。ごく普通な一日だった。目立った失敗もなく、特別うまくいったこともない。
「……今日はまた、一段とつまらんな」
思わずため息が漏れながらそんなことを呟く。特別大変な出来事が起きてほしいと思うわけではないのだが、だからと言ってこんなに刺激のないこともつまらないものだ。いつも通りの仕事の報酬である金を、いっそ今日は何か別の使い方をしてみようか。
ヴィクターはこの後に予定も入っていないことを自分への言い訳にすることにした。どこか見せて美味い料理や美味い酒でも飲んで仕事の完遂を祝福しよう。目線はすでに動き始めており、手ごろそうな食事処を探しながら道を歩いていく。
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