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パンダ様！！】



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焔「そうなのか。確かに今年も桜が綺麗に開花したものだ。炎璃の言う通りこの季節は出会いの季節だな」


ニコリと微笑みながらそう言った。
そして、棗の頭に手を置き


焔「別に、もうちょっと気軽に話しかけてくれてもいいぜ？お前がそれで楽ならいいんだが。さて、俺はさっきのお嬢ちゃんが気になるから席を外させてもらうよ。」


炎璃と棗、そして後からやってきた
紅葉に背を向けて先程の少女の近くに向かった。

遅くなってしまい、申し訳ありません。
ふらら～様、炎璃は呼び捨てでも構いません。
彼は気にしない妖なので。

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炎璃「・・・・確かに、そうだね」
人の生活の中に自然に溶け込めている。
それは、自分達にとって良いこと。
神々しき火の鳥である真の姿を人間が見たら、
人間は二度と此処に来なくなる。
それどころか、神社の平和は無くなるだろう。

もしかしたら、分かってくれる人間もいるかもしれない。
鈴白町の人達は、妖を信じているから。
良い考えを持っている人間だったら、分かってくれるかも知れない。
そう思った。



炎璃「紅葉、御利益忘れちゃったの？」
紅葉が声をかけたため、紅葉の方を見て言う。

炎璃「あ、棗。席は外さなくていいよ。大丈夫。
　　　で、御利益だっけ？」

炎璃「幸運とか、無病息災って言ってるけど、
　　　実は人によるんだ。
　　　健康だったり、悪霊退散だったり、
　　　時には恋愛成就を手伝ったりするからなぁ・・・・
　　　様々なんだよね、ここの御利益」
実は御利益をもたらすのは、神社に務める者達。
妖によって御利益は異なる。
炎璃・・・鳳凰は厄災を祓うと言われている。

他は、どうなんだろうか。
それは、妖次第。

「へー。様々なご利益があるんですね!」
少しドキドキした気持ちで言葉を返した。
(うーん、巫女とはいっても、基本のきの字もできてないな。お参りに始まりお参りに終わるが基本なのに…)
ちょっと変な感じがしたが、あまり気にしない。少し炎璃さんの顔を見て、私はいつもの場所に戻った。

妖を信じる人は少なくないが、多くもない。ちなみに、こんな私でも、一人だけ友達がいる。僕っ子の人間だ。

皆さん絡んでくれてありがとうございます!あと、参拝者を投稿したいのですが、よろしいですか?