ALLジャンルのオリジナル小説、ライトノベル、二次創作小説、ss小説やイラスト投稿なら「小説☆カキコ」

「・・・日が落ちて・・・暗くなれば・・・外せる。
楽だから・・・・」
目隠しに手を当てて言う。

小さい頃は、目隠しをしなくても平気だった。
８歳辺りの頃だったか。こうなったのは。
あの時、太陽から放たれた白い矢が突き刺さったかの様に、白い光に襲われた。
訳も分からず叫び、逃げ回り、気付くと家のベッドで横になっていた。
あの時、両親がどんな表情をしてたかなんて、分からない。

「・・・・本当は、明るいのが好き・・・・・
でも、私には無理・・・目が、嫌う・・・」
光を嫌うルビーの瞳は、
リデアの思いを妨げる。


「・・・なんか・・・不思議だね」
何となく、今の様子を呟いた。