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- Re: 真 実 少 年(募集中) ( No.73 )
- 日時: 2018/05/10 07:57
- 名前: ルルミー (ID: PrIvPbQU)
【遅くなってしまい、申し訳ありません。
流れは皆さんと相談していきたいです。
決まるまではとりあえずソロで動きます。】
「・・・そう」
目が弱いという少年、リテスの言葉に頷く。
悲しい事実だが、ロゼの目は太陽の光を嫌う。
あの日、矢の様に目に差し込んだ光を見て以来。
偽名と、目が弱い事実に悲しくなって来た時。
ルミシャ姫の言葉に顔を上げた。
若干慌てた様子から、気にしてくれたのだろう。
異質に思わず、気遣ってくれた。
王族の考えは分からなかったが、ルミシャ姫が良い人だと言う事が分かった。
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一人、一本道を歩く。
草が生え、道の輪郭を失いかけているが、男性、フォセは構わず進む。
黒い帽子を被り直すと、フォセは空を見て呟く様に歌い出した。
「空を仰ぐ白い鳥 運ぶ平和は嘘か誠か
誠の平和を運ぶのなら 善なる者へと飛んでおくれ
争いは止まらない 欲望が在る限り
人はそれでも願う 永遠の平和を
清き者に 誠の真実を願おう
失ってからでは遅いから」
静かな歌は風に乗り、遥か彼方へ飛んでいく。
「レケ・・・・」
不意に、フォセは呟いた。
「レケ、幸運のレケ。君は今でも笑顔でいるかい?」
見えてきた国を見ながら、再び呟く。
あの日、あの国の町で、
一人で泣いていた少女に、フォセは声をかけた。
「君・・・親とはぐれたのかい?」
フォセの言葉には答えなかった。
ただ、少女が顔を上げた時、フォセは驚いた。
その少女が、失った妹の顔だったからだ。
「・・・・レ・・・ケ?」
妹の名前をほぼ聞こえない声で呟いたが、直ぐに我に返った。
思い出せば、不思議な事だった。
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