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Re: 放課後オカルティカ ( No.18 )
日時: 2018/05/06 01:44
名前: 宝治  ◆wpAuSLRmwo (ID: iihmFlhR)

>>15 そうですねー、個室に籠城されると話が進まない(笑)ので、スレ主権限で少々確定ロルさせてください】

白銀礼がトイレの個室に逃げ込んでから一定時間が経過した。
このままここで放課後を過ごすわけにもいかない。もう出ても良い頃合いだろう。
大半の部活代表者は彼の消極的な態度を見て『脈無し』と判断し、潔くその身を引いたようだ…
……そう、夜津花学園に悪名を轟かせる奇集団「オカルト同好会」「占術愛好会」「宗教研究会」を除いては。
彼らは白銀がトイレに逃げ込んだのを目ざとく見つけ、あろうことか入口で待ち伏せしていたのだ。

白銀がトイレから出たとたん、まず二名の女子がやんわりとその腕を掴んだ。次いで、暗い面持ちの男子がトイレ入口の前に立ちはだかり退路を断った。と同時に剃髪の男子が正面を陣取る。まるで示し合わせたかのような連携プレーである。もし白銀が武道の達人であったとしても、今しがた形成されたこの人の檻から抜け出すのは至難の業だろう。
 口火を切ったのは女子学生だった。かがみ合わせのように瓜二つの容姿であったが、唯一、髪の毛の結わき方は異なっている。

「わたし、仁江野にえの一葉かずは」「わたし、二葉ふたば
「占術愛好会は、白銀礼先輩を部員として迎えたい」

白銀がそれに答えるより先、剃髪の方の男が彼女達に向かって一喝した。

「控えろ。占い師風情がおこがましい」

ガッシリ引き締まった体躯と一重の奥に光る鋭い眼差しが、この男を威圧的に見せている。

「拙僧は金剛こんごう道夫みちおというものだ。……白銀君、よければ拙僧達『宗教研究会』の部室を見学して頂けないだろうか?」

丁寧な物腰ではある…が、相手に有無を言わさぬ強硬な態度が見え隠れしている。

「占い部などやめておけい。未来が視える前世が視えるとほざくホラ吹きしかおらん。この頃は呪いにも手を出したとか?トチ狂ったとしかいえんな」
「……あなた達こそ、部員達に部費以外の金銭をせびっているそうね」
「お布施だとかいって?呆れちゃうねえ、一葉ちゃん」

彼らには確執があるらしく見えない火花が飛び散っている。白銀を巡って争っていた「占術愛好会」と「宗教研究会」は次第に当初の目的を忘れて互いを貶めあうことに夢中になっていった。

「あ、あの人達、いつもあんな感じなんだ…気にすることないよ」

最後はトイレ入口の真ん前で棒立ちになっていた男子生徒「オカルト同好会」の部員だ。

「ボク、影井かげいみのる。白銀君、オカルト興味ない?ボクんところの倶楽部に入ってくれたらうれしいんだけどなあ……」

【要約:
・「オカルト同好会」「占術愛好会」「宗教研究会」が登場した
・三つとも白銀君を部員として欲しているが、理由は不明である
・三つともあまり評判の良くない倶楽部であるようだ
後日、NPC欄に詳細記入】

【お次、PC3の古沢くん、よろしくお願いします!】