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- Re: 放課後オカルティカ ( No.30 )
- 日時: 2018/05/30 00:03
- 名前: 宝治 ◆wpAuSLRmwo (ID: iihmFlhR)
>>28
【白銀礼→直感4 鞍内令太→直感2:鞍内は白銀の聞き耳に気づけない。】
礼は相手に気づかれることなく会話が聞こえる範囲まで近づくことができた。対象は男子学生である。
見た目はかなり派手だ。まず目に飛び込んでくるのは赤茶に染めた髪の毛。次にラフに着崩した制服。
上履きはかかとが潰されていて、ショッキングピンクの靴下がチラリと覗いている。体格も良く、礼より10㎝以上は背が高い。
一見して不良めいた風貌だが、どことなく憎めない面構えをしていて、少なくとも先ほどの金剛のような威圧感はまるでない。
青年は礼が聞き耳を立てていることに気づきもせず、電話口に向かって喋り続ける。
「もしもし、令太だけど。おう、了子。……な、何々、ヨルガオ?育てるの?怪文書…?いや、よくわかんないんだけど……。
っつーか、俺今取り込み中なの、暇じゃないの、分かる?ちょっと事件の匂いがして、とある学生を尾行中なんだ。…じゃな!」
そこで通話は切れた。会話から察するに青年の名は令太。尾行中の学生とはおそらく礼のことを指すのだろう。
令太はスマホのディスプレイをしばらく眺めながらため息を一つついた。
「……ふう、了子のやつ、相変わらず意味分からんこと言ってるし。ちゃんと探偵してんのかよ。先輩心配だなぁ、ホント」
「その点、俺はこうやって部活動に熱心ですよーっと。ぜってー、あの変人部活集団の闇をあばいてやるんだからな…!
そのためにも白銀の謎を……って、あれ?白銀礼どこいった?」
青年は、少々間抜けなようだ。
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