オリジナルなりきり掲示板
- Re: 放課後オカルティカ ( No.31 )
- 日時: 2018/05/30 09:38
- 名前: 銀色の気まぐれ者 ◆MMJVxNkRYU (ID: 6..SoyUU)
聞こえる場所まで近づくと、一応その人物の容姿を白銀は確認する。不良っぽく見えるが、雰囲気的には”明るく陽気な生徒”といったところだろうか。ここから聞いているのはばれていないみたいだし、あれが彼の”素”らしい。喋り終わるまで暫く待ち、喋り終わると、迅速に考えを纏める。どうやら彼は先程の変人達の謎を暴く為関わっている白銀の謎をまず暴こう、という事らしい。先程の会話が聞かれていたかはわからないものの、ここから”演技”を始めるか、なんて思い彼が見える範囲に出る。
「ここにいるけど。電話の音が聞こえたからこっちに来てみたけど、君はあの同好会だか愛好会だか調べてるんでしょ?じゃあ俺も協力するよ。でも信頼はしない。情報はある程度渡すけど、裏切られたら困るし信頼はしない。俺は何故かあの同好会に勧誘を受けてる。理由としては思いつかないし、なんらかの裏があると思ってる。あいつらには少し情報を握られてるし、協力者が居れば便利だ。で、どうする?」
淡々と話すと、感情の籠っていない瞳で相手のことを見据える。基本的に他人の前では無口な為、学校ではあまり喋らず、一匹狼でクールな印象が漂っているものの、本人は人が多くいるので頭痛・腹痛・吐き気がする為、それに耐えようと無表情・無言になっているだけである。厳しく、クールな印象を持つその言葉には、すこし”辛い”という感情も入り混じっていた。誰かに頼りたくても、頼れない。友達なんていない。白銀の中の”寂しい”という感情が、同好会への”怒り”によって押しつぶされる。
(つらい。痛い。気持ち悪い。しんどい。吐き気が、めまいが、頭痛が、する。)
そんな感情が顔にはでていないものの、無意識に右腕の前腕を抑える。そこにはカッターで切り付けた跡や殴られた青痣が今も残っている。白銀が一番怖がる対象は主に母親だ。父親も暴力を振るってきたものの、母親に比べればましだった。その為、人間不信は女性に対しての恐怖意識がすこし強い傾向にある。まぁ、男性も苦手なのだが。
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