オリジナルなりきり掲示板

Re: 放課後オカルティカ ( No.35 )
日時: 2018/06/07 09:22
名前: 銀色の気まぐれ者 ◆MMJVxNkRYU (ID: yOB.1d3z)

「・・・・協力はするが、プライベートでの干渉はしない。それに、PS4ならこちらも持ってる。」

”誰も信じない”そんな思いが籠った冷たい瞳を男子生徒________いや、鞍内に向ける。まぁ、白銀にとっては”信じない”ではなく、”信じれない”のだろう。小さい頃、白銀は小学校へ通っていた。そこでの成績やテストは、すべて家に影響する。成績がオール5の日は、ゲームを買ってもらい、様々な素晴らしい待遇をうけた。だが、なにかがひとつでも下がれば「どうしてできないの」と暴行を加えられる。風邪にかかっても、インフルエンザにかかっても、”勉強”をしなくちゃならない。学校を休むことは許されない。周りは、そんなことは気付いていただろう。教師だって、わかっていただろう。それでも、それでも。白銀に手を差し伸べる人は居なかった。元々、”助けてもらおう”なんて考えても無駄なのだ。”所詮他人”なのだから。友達と思っていた人でも、親友だと思っていた人でも、誰も、助けてはくれない。一人ではぬけだせない、なにも支えがない状態で、白銀はたまにくる祖母とゲームだけを支えに生きてきた。祖母が来た際になにか買ってくれることが頻繁にあるのだが、そこではいつもゲームを頼んでいた。そのため、昔のものから現代のものまで、様々なゲームを白銀は持っている。白銀のことを親身になって聞いてくれる人などいないのだから。それなら、それならば。ゲームで遊んで、その時間だけ忘れればいい。

「いや、いい。」

そう言い放つと、鞍内と共にカフェテリアへ向かった。

【カフェテリア】

カフェテリアはどんな時でも大体5人以上は人がいることに少々うんざりしながら、自販機へすすむ手を止める。もしかしたら吐くかもしれない。食べるのはやめておこう、と思い自販機へすすむ手をひっこめ、メロンパンとソーダをもっている鞍内の話を聞く。

(ふむ、そんな情報が・・・・って頭痛と腹痛が・・・・。)

まったくそのことを顔に出さずに、話を聞く。ふと、両親の話になった時、「むしろ、あの人達が死んで寿命が延びて嬉しいくらいだ。」と横やりをいれる。冗談のようにも聞こえないが、両親の死を悲しんでいるようにも見えなかった。話を聞き終わると、また口を挟む。

「あの人達・・・・両親については、気にしなくていい。ばあちゃんは、なにか知ってるかもしれないけど。俺と違って、多少の親戚付き合い位あっただろうし。」

両親のことを、”母さん”や”父さん”と頑なに言わない。まぁ、そう認識していないのだろう。白銀にとって、恐怖の対象でもあり恨みが一番ある人、なのだから。そして、”気にしなくていい”というのは、まぁ”気遣わなくていい”という意味だろう。