オリジナルなりきり掲示板
- Re: 放課後オカルティカ ( No.47 )
- 日時: 2018/06/30 17:03
- 名前: もももも ◆x3VEvuLp2I (ID: D0RCrsH7)
本を整理する、そんな仕事を有栖は図書委員長の 神田 栞子 と一緒にやっていた。
有栖はそんな委員長に、憧れていた。
今だって、色々なことを教えてくれたり、話してくれたり。いつか、そんな人になれるといいなと思いながら栞子の話を聞いていた。
ーー仕事に慣れてきた、その時。
栞子に、それを言い渡されたのである。
「え、あ、はい。えっと、消灯と、戸締りですね。OKです。」
有栖は、途切れ途切れに返答する。話すのが苦手なので、あまりスムーズに話せないのだ。
そうして栞子を見送り、彼女が去って行ったあと、有栖はポツリとつぶやいた。
「…あ、何の用か聞くの忘れた…」
「(でも、そんなこと聞いても厚かましいよね…なんだろう、彼氏からの呼び出しとか…いいや、図書室って言ってたし。じゃあ、同じ委員会の人とか、先生の呼び出しかな?あ、なんでこんなこと考えてるんだ…)」
考えながら、仕事を終わらせた有栖は、ドアに手をかけた。
「ひゃいっ!!!!!!」
その直後、LED照明が、勝手に点灯したのだ。
「(こ、怖っ、思わず叫んじゃった…あでも、栞子さんが人感知センサーよく誤作動するって言ってたよね…)」
それでも…有栖にはもう1つ、故意にライトがついた、と思ってしまった理由がある。
「(なんで、丁度ライトがついたところに本が一冊あるんだろう…)」
有栖は、恐る恐る本に目を向けた。
「(み、見開き…?まるで本を見ろって言ってるような…でも、何でだろう、妙にそれより栞が気になる、ムズムズする。でもこれ呪われない?大丈夫?いや、機械いじりの得意な人とかこの学校にいるらしいし、もしかしたらそういう人がいたずらしてるのかもしれない。栞子さんと組んで…そうだ、ドッキリだドッキリ…!きっと10秒後には後ろのドアからドッキリ大成功〜!っていう看板を持った2人が入ってきて…)」
有栖は10秒後目を閉じて、振り向く。勿論そこには誰もいない、だってそれは有栖の現実逃避なのだから。
「(…なわけないよね〜)」
有栖は本の元へ、溜息をした後しゃがみ込んだ。
「(にしてもこの栞…気になるし、調べてみるか)」
有栖は、栞を手に取り、じっと見つめた。
【行動選択肢:以下の選択肢のうち、1つを選んで下さい。
a:栞を観察する
b:栞を持ち返る
c:栞を確認せず逃げる!
d:その他(上記以外にやりたいこと)→a】
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