オリジナルなりきり掲示板

Re: 放課後オカルティカ ( No.49 )
日時: 2018/07/05 21:07
名前: 銀色の気まぐれ者 ◆MMJVxNkRYU (ID: clpFUwrj)

「ずりぃ、と言われてもな・・・・。生活する上で必要だし・・・・。」

困惑しながらそう返せば、よく響いていたサックスの音が鳴った事に鞍内の言葉で気付く。声をかけた方向を向けば、ボブヘアーの女の子が居た。”葉山梨乃”、彼女の名はそういうらしい。それにしても蔵内は警戒をしなさすぎて困ってしまう。友人だとしても知人だとしても、人の情報を気軽に流していいものじゃない。一度言わなくてはならない・・・・。彼に協力を頼んだのが間違いだっただろうか。念の為、「個人情報漏洩は控えてくれ。」とできるだけ強く言い過ぎない様に注意しながら、小声で伝える。

(無神経なのか、兄貴面なのか。本当に直に言いたいが、俺は引っ込み思案何て程度じゃないし、コミュ障でもない。精神的なトラウマによる”人間不信”だ。わかっているんだろうか・・・・?)

特に異性に対しては辛いし、勘違いされ気味だがクールな印象を持たれる。まったくもって幼少期は元気だったし、傷も多い様な子だった。”小学校に入るまでは”。彼のお節介が悪いとは言わないし、代わりに話してくれたりはありがたいのだが、まったく警戒していないのが問題だ。人のほとんどがいい人な訳じゃないし、無条件で人と話すことを辛いと思う人だっている。正直、もうちょっと控えてほしい。笑顔を貼り付けようか思ったが、真顔で頭だけを下げ、鞍内と共に二階へ向かった。先程の言葉に後悔しつつ、剣道部の扉を開けた。その後に聞いた声は、意外な声だった。”ごめん”その言葉に偽りがあるかどうかは知らないが、無理なら仕方がない。ただ、酷く落ち込んでしまう。プライドがあった訳ではない。ただ、話の流れ的にはいれるんじゃないかとか、馬鹿な事をぬかし期待したのが悪いのだ。

(初めから、期待なんてしなきゃよかった。)

そう思いつつ、俯きながら「行こう。部活は帰宅部とかでいい。」と鞍内に声をかけ、階段をゆっくりと降りる。得意は得意でも、募集してなきゃ意味がない。人がいない場所で練習していたって、別にいいんだ。

【白銀君落ち込み気味です。本人的には、「兄貴肌や世話を焼いてもらうのはありがたいが人を増やすのはすこし勘弁してほしい。」だそうです。どうしよう友達とは大分遠くなってきてる・・・・どういう風に変えればいいのか・・・・。】