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Re: 放課後オカルティカ ( No.58 )
日時: 2018/07/24 23:20
名前: 宝治  ◆wpAuSLRmwo (ID: iihmFlhR)

>>55

>「じゃあ理由とすれば、・・・・脅迫、とか。オカルト同好会?占術愛好会?宗教研究会?まぁ、どちらにしろ邪魔してくるのには変わりないか。」

その名を聞いた瞬間、剣道部部長は息を鋭く吸い込み、慌てて周囲を確認した。
彼のリアクションを見るところ、礼は的確に“当たり”を突いたようだ。
剣道部は何者かから脅迫され、白銀礼を部活に入れないよう命じられている。
令太は美作の様子をじっと見つめて考えこんだ。そしてしばし経った後、自分なりに各組織の分析結果を皆に伝えた。

「一番怪しいのは宗研だな。オカ同に運動部を屈服させるような権力はねえし占愛も自分の手は汚さないタチだ。
権力があって自分の手も堂々と汚せるだけのやつは宗研どもしかねえ」

美作は下を睨んで黙りこむ。この推理に何も否定をしないところを見ると大筋は正しいようだ。
しかし、普通ならばこう疑問に思うはず。なぜ私立学園の中の部活がここまで学園内で幅を利かせているのだろう?と。
令太は解説を続ける。

「礼も梨乃も雨汲じもとの人間じゃないよな?説明しておくと、ここら一帯は土着信仰と仏教がミックスされた新興宗教が盛んでな。宗研はその実、宗教法人の下位組織みたいなもんよ。んでもって金剛道夫は幹部の息子。……ここまでくれば大体察しちまうよな」

>>56

話が込み入りそうになったところで、梨乃がきりあげて話の本筋をもとに戻した。

>「今話した限りで、悪いやつではないのは分かった。何か訳があるのも分かった。話したくないかもしれないけど、私たちに話してみてよ。部外者だからこそ話せることもあるでしょ?解決出来るかもだし。」

「……解決か、簡単に言うなよ。俺たちみたいな学生がどうこうできる問題じゃない」

抱えきれないほどの絶望感。美作はがくりと座り込んでしまう。

「俺の家族が、その新興宗教の…【業仏天宮教ごうふつてんきゅうきょう】の熱心な信者でな。いまじゃあもうなんでも幹部サマの言いなりさ」

金剛が剣道部を訪ねてきた時、彼は脅迫などしなかったという。
ただの世間話の中に「白銀礼はウチの部活に欲しい逸材である」という一言を混ぜただけなのだ。
信者として家族を人質に取られている同然の美作にとってはそれで充分だった。重ねて、彼には部長という立場があった。

「うちの部活は人数は少ないけど弱くはない。ほぼ毎年といっていいくらい国体出場もするし、スポーツ推薦で大学行く部員もいる。ここで問題は起こせないんだよ」
「そんな!礼の気持ちはどうなるんだよ…知らない奴と話すのが苦手なのにここまで頑張ったんだぞ?それを自分たちの都合押し付けやがって」

美作は苦しそうだった。

「白銀、お前には本当に悪いことをしたと思っている。葉山も怒鳴ってすまなかった……謝罪の意味を込めて、入部以外のことならお前らに協力はする。宗教のことを教えられるかもしれないしな。そうだ、宗教研究会と占術愛好会が仲悪いのは知ってるか?あいつらなら金剛と対等に渡り合えるかもしれないぞ。うまくすればだが…」


【まとめ
・剣道部は宗教研究会に礼の入部を拒むよう脅迫されている(解決にはまだ情報が足りない)
・宗教研究会の母体は業仏天宮教という新興宗教だった
・宗教研究会の天敵は占術愛好会…うまくすれば力を貸してくれるかもしれない】