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【わぁぁ、凄い長文クオリティ！
凄いですね！
絡みをしたいのですが、氷牙は紫苑と絡み中なので・・・
テメレアの単独文を書くので、リズィが戻ってきた所で出会うのは？

ろっかさん、お久しぶりです！
いえいえ、そちらも大変ですね・・・・
いつでも大丈夫なので、待ってます！】



テメレアは、複雑な状況にいた。
幻王との話の最中、自分が自分で無いような、
まるで、もう一人の自分に押さえ付けられたかの様な感覚に陥ったからだ。
首を大きく左右に振り、謎の考えを否定する。
かなり危険な立場に置かれた事に対しての不安だろう、と心に言い聞かせる。

「・・・・・」
自分の意思で人を殺した事が無い。
裏を返せば、嘘だ。
テメレアが誠の姿になるのは、気を失う以外にも、
相手に対する強い憎しみと、殺意を露にした時もあるのだ。
しかし、テメレアは殺意を露にしない、殺意を持たない。
罪も無き者を殺す自分を、憎むから。


戦は、もうすぐ。
戦の狼煙が上がれば、両国の兵士達がぶつかり合う。
今は只、その時を待つばかり。