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Re: 【中文推奨】幻妖戦記【戦闘メイン】(募集中) ( No.69 )
日時: 2018/05/17 02:22
名前: ろっか (ID: LLmHEHg2)

本当に一瞬だった。
幻獣軍の偵察隊の内、偵察兵二人の間を風が抜けた。パッと赤が辺り一面に咲く。ぱたた、と二人の後ろにいた偵察兵の頬に何やら生温かいものを感じた。戦にでるものならば嫌でも解る、生臭く、どろりと鼻腔を侵す匂い。
ぐちゃぐちゃっと嫌な音がする。いつの間にやら其処に佇む女の背中は白い装束を身に纏っていたが、ゆらり、と此方を見やる女は、赤。口許も、身を包む白装束も、赤く、紅く染まっている。
はぁ、と感嘆の息を漏らし、瞳を細めて幻獣軍の者達を見やる。


「嗚呼、漸く二つ食べられた…しかし、氷牙が言っておったほど強くはなかったな…呆気なく獲ってしもうた」


この女は心臓を、素手で背後から鷲掴み引きちぎったのだと、幻獣軍が漸く理解した頃。華奢な指先を伝い、ポタポタと紫苑の周りに小さな血溜まりが出来ると、おっと!っと慌てて手首に舌を這わせた。

「危ない危ない。漸く手に入れた飯を粗末に扱ってわかならんからなぁ、勿体無い。」

その場にいる紫苑以外、動かず、声すら出さなかった。正確には"動けず"、声すら"出せなかった"のだが。

口許はまるで紅を引いたかのようで、美しささえも感じられた。その唇は静かに弧を描き、静かに音を零した。

「ほれ、逃げんのか?戦わんのか?ならば、」



喰ろうてやろうか?






【スレ主様
すみません…うちの紫苑が勝手ながら幻獣軍の偵察兵に単独でぶっ込んでしまいました…いやあの…空腹を満たしてあげようと思ってたらこうなってしまった…一応副長なのでそこそこ強いかなぁ…と思って二人も仕留めてしまいました…すみません言い訳やめます!訂正のお申し付けがございましたら早急に直しますので!】

【てん様
すみません白狐とかめっちゃ好みでして…よろしければ相棒の枠、紫苑で乗っかりさせて頂けないでしょうか…御検討よろしくお願いします!】