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【テリアス/第四研究室】

エンターを押し、研究室に印刷の音が響く。それと同時に、後ろの扉から声が聞こえてきた。そこへ視線を向けると、困惑した様子の研究対象が佇んでいた。その様子に、ずきりと心が痛む。

（違う。あれは研究対象だ。違う、違う、違う････！）

自分を抑え込むように頭を掻くと、小さい声で「････ごめんね。」なんて声が漏れる。テリアスはなにもなかったように見えており、自分がなにを言ったのか、本人も自覚できていない様だった。

「そうか。それなら待機していればいい。」

何枚も印刷されている新しい研究機器の作り方の紙を手に取ると、眩暈がしてすこしふらついてしまう。

「う････････。」

その様子は健全とはいえず、眩暈と頭痛が酷く、壁にもたれかかり息を荒くしていた。