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Re: # 魔女の集会で逢いましょう(募集) ( No.45 )
日時: 2018/09/14 22:02
名前: 冬虫夏草 (ID: qD0oxfww)

私は彼女の滲んだ呼び声を聞いて少し苦い顔をしながら、頭を撫でられる。彼女の言い分に何も言い返せない私はただただ彼女の言葉を聞き、反省する顔を浮かばせる。作曲家である私としては、これは依存にも及ぶほどに音楽に執着してしまう。芸術性を求める人の悪い癖で、一点のセンスを求めすぎてしまい、ああやって自爆するように睡眠によってシャウトされてしまう。

「……面目ない。集会に向けて作曲してはみたが、つい熱を入れ過ぎてしまったようだ……」

撫でられる私は左手を首に回して、苦笑いをしてしまう。置かれた頭痛薬を口に含み、注いでくれた紅茶で一息吐きながら口にゆっくりと啜る。即効性ではないが、頭痛薬を飲んだおかげで気持ちが少し楽になった。クリスティーヌは優しい精神故に、私の身体を気遣ってくれている。精神が不安定な私にとっては大事な支えになっていて、彼女には頭が上がらない一方だ。
すると彼女から「お腹はすいているか?」と聞かれ、紅茶のカップを前に置くと頭痛に慣れてきたのか冷静さを取り戻し、上の時計を見上げた。特に腹をすかしてはいないし、いつも通りの時間帯であった方が何かと落ち着くだろうと思い、

「なら、菓子を用意してくれ。頭を使うと甘味の味が恋しくなってしまってな」

彼女の微笑を返すように私も少し口で微笑する。