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Re: # 魔女の集会で逢いましょう(募集) ( No.48 )
日時: 2018/09/15 18:51
名前: 冬虫夏草 (ID: qD0oxfww)

月無様>>



「あぁ、主催からの要望もあってな。集会には必ずオーケストラが集会の一部を主権していてな。と言っても、場所を占拠し、ただ合唱するだけの雰囲気作りだ。それの総指揮として私が出向く事になっている」

彼女が集会にて私が参加するのかに関して問われたので、参加する理由を彼女に答えた。必ず参加しなければならないと言う訳では無いのだが、オーケストラは自身がまとめ役としてで張らないと在り来りな曲でしか賄えなくなってしまう。なので集会に出向いて、総指揮をしながらもあくまでも客人としての立場で参加をする。けれどそこでしか私の曲を届かせなられないと言う点でも、出向かざる負えない理由に入ってしまうかもしれない。

彼女が菓子を用意してくれると再び台所へと行くと、私は紅茶を持ち、ゆっくりと啜り、カップ皿へと置くと少し顎に右手の人差し指と中指を当てながら考える。
今はまだ精神は正常に機能している。集会でも見知らぬ人間がいない限りは警戒しなくても良いが。もし、私が拒絶する因子がいたならば、演奏を中止してでも集会の席を外さねばならない。そこまで考えないといけないのは、自身の気持ちの持ちようが無いせいなのかもしれないが、他の魔女や魔法使い達の前で恥辱を味合わせてはならない為、今回の集会にも念の為に薬を持たなくてはならない。

「フルーツタルトか。なに、構いはしないさ。クリスティーヌが作る菓子はとてもセンスがあって、味も素晴らしいものだ。センスと味を両道に保つ事はとても難しい。だがお前はそれを難なく成し遂げているのだ。私には到底敵わないものだ…」

私が考え事をしている時に、皿に乗せられた一切れのフルーツタルトの方に目を奪われた。様々なフルーツが彩られ、絶妙な焼き加減が見るだけでも解る。彼女は甘すぎると少々気に入ってはいないらしいが、私からすれば見た目も香りも素晴らしい出来であると賞賛する。私がここまで賛美するのは彼女位だった。昔の私でも、他人の楽譜に文句を付けたり、有名絵画にも唾を吐くかの様に侮辱していた。だが彼女の料理や歌等には魅力があるのだ。素人のほんの些細な意見であるが、それでも

置かれたフォークを手に取り、一切れの角の部分を少し切り取り、口に運ばせ、ゆっくりと噛み締める。フルーツのスッキリした甘さと、サクッとしたタルトの食感が合い、甘美が脳へ安らぎを与えている。その美味さに少し笑が零れ、クリスティーヌの方へ顔を向けた。

「美味い……とても美味いじゃないか。これで、また作曲に励めるというもの……。明日には作曲を終えそうだ」