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Re: # 魔女の集会で逢いましょう(募集) ( No.55 )
日時: 2018/09/17 19:12
名前: 冬虫夏草 (ID: qD0oxfww)

月無様>>


「………」

私は集会場によるオーケストラの何処を定位置に入れるか悩んでいると彼女の顔が映った。何やら顔を少しだけ伏せている様な顔をしているのに私は少し気掛かりになり、無意識にまた紅茶が入ったカップを持ち上げ、少し口に付けた。そしてカップを置けば、少し鼻息を少しだけ吹かせると、少しだけ目を瞑る。魔女集会、一見見ればそれは楽しい宴の様な場所。魔女や魔法使い達はそこに集まり互いの世間話を交流し合うのだ。だが、その一部には人間を良く思わない魔女や魔法使いもいる訳で、一応集会による規則により安全に保護されてはいるだろうが、魔法等で人間に隙を付き、何らかの手段で奇襲をかける事もある。
その後にトラブルやパニックが起こって巻き添えになれば誰もが文句を言えなくなる。そう言って自身を晦まし、人間を暗殺する輩だっていたりするのだ。
正に、彼女はそれの対象。日の丸になる可能性は十分に高い。また、人間を連れてる魔女や魔法使い等極一部に過ぎなくて、大半の下僕というのは獣人や鳥人等が主に上がるのだ。もし魔女や魔法使いが人間を連れている奴でも連れて行かない事が妥当なのだろう。
私もその犠牲にさせたくない一心でこの会を極力知られないように避けたのだが、話てしまえば人間であれ誰であれ、興味を湧かせてしまうもの。このまま家の付き人だけにさせてしまうのは本望でもない。不意にこの話をしてしまったのも私の責任か……。

「今回の集会は、お前も連れていく。しかし、私の傍には決して離れてはならん」

そう私は真っ直ぐな顔をしながらも彼女を条件付きで集会に連れていくと言い放つ。いつ襲われても対応できるようにいてはならない。ならば私がそれに警戒すれば、安全は保つ事は出来るだろう。

「……ふふ、ははははは。お前だけだよ、私の曲を素晴らしいと言ってくれるのは。……だが、そうだな。お前がそう言ってくれれば、私は曲を創り続ける甲斐があるのだ」

私の曲をここまで素晴らしいと言ってくれたクリスティーヌに少し呆気に取られてしまい、可笑しかったのか、それとも嬉しかったのか笑いが出てしまった。愚かな作曲家であった私の曲に世の人間は耳を傾く事さえなかった。だが、彼女だけはそんな私の曲を正面から聴いてくれるのは産まれて初めてだった。だからなのか、彼女が例え「神に愛されていた人間」だとしても、それに嫉妬したり憎んだりはできないと思ってしまうのだ。


「あぁ、わかった。今度はお前に頼る事にしよう。私も今日で身をもって知ったからな」