オリジナルなりきり掲示板

Re: 太陽が死んだ ( No.23 )
日時: 2019/03/07 20:38
名前: 榎@ENOKI (ID: dSN9v.nR)

>>22
小説の誰かに、感情移入がしたい?と頭の中で確かに引っかかったけど、俺自身読書好きでもなんでもないから単なる価値観の相違だろうと思った。それよりも、小説以外の本を読むことを「知識を専門として頭の中にいれる」と表現されて、学生時代の出来事を思い出す。読書のなんたらよりも、そちらの方に意識がとられてしまった。

「あっはっは!その言い分さぁ、勉強したくない同級生も似たこと言ってたぜ、センセーこんなことベンキョーして何の役に立つんですかーって……ひー!ウケる!やっぱお前ぐらいの年頃だと誰もおんなじ事考えるんだな……すげーわ」

と喋っている間も笑い続けて、変につぼってしまい腹筋がつってその場に尻餅をついた。
まあとりあえず先の発言で、この子供が探している専門書の類を読むことはないとわかっただけでも十分だ。笑い涙をぬぐいながら改めて前に座る子供を見ると……すこしこちらから距離を置かれている気がした。

「ははは…………あー笑った、腹がいてえ。そうだな、小説以外の本は確かに読んでても面白くねーだろうな。でもな、お前の読んでたその本が今は面白くなくても、出版社から出た本ならぜってーどこかに興味深いもんがあるぜ、俺読んでないから知らねーけど。まあ、昔の本を読み漁らないなら、お前がどんな読書スタイルを貫こうが俺の知ったこっちゃねえ」

この子供からこれ以上手がかりはつかめないだろう。立ち上がり、服についた土を払い落としながら「読書の邪魔して……あれこれ先に言ったっけ?別にいいか。俺さぁ今本探しててよ、この辺で本屋どこにあるかしってっか」と尋ねた。