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- Re: 太陽が死んだ【募集中】 ( No.33 )
- 日時: 2019/03/10 21:53
- 名前: 百千 (ID: R8yf5QwW)
>>31
照れながら初めて、と言われてナターシャは「そうなの?」と目を見開いて驚きながらユウヒを見てしまった。
もしかしたら彼の周りでは彼自身や人々の優しさや温かさが当たり前のことなんだろうか。それはなんて素晴らしい空間だろう。ナターシャも街の人達にとてもよくしてもらっているが、それでも羨んでしまった。
しかしそれは良くないことだと思い直し、言葉にすることも表情に出すこともしなかった。その代わりユウヒの言葉に力強く頷き、
「頑張るわね」
と微笑んだ。
「……あ、ご、ごめんなさいっ。」
ナターシャはすぐさまユウヒの手を離し謝罪した。自分だけ大袈裟に喜んで、何よりもユウヒの邪魔をしていたことに対して羞恥と罪悪感でいっぱいいっぱいになりそうだった。
(なんでユウヒさんに大人って思われたいのか分かったわ!私彼の前で子どもっぽいことばかりしてるんですもの!!そりゃあそう思っちゃうわよっ。)
顔が先程より熱くなっていくのを理解しながら手を両膝に置いて何度が軽く深呼吸をして落ち着こうとした。
「ファッションならシャツの襟とか裾に桜の花の刺繍があったらきっと可愛いから好きだし、ちょっとお洒落したい時に桜の花びらのピアスとかあったら華やかになるかなぁって思うし。桜柄のワンピースも素敵だわ。私きっと買う。……あ、ただ私が欲しい物の話になっちゃったわね。」
最終的には自分の欲を零しだしたので苦笑しながら言葉を切った。
「でもファッションに桜を取り込むのユウヒさんが初めてなんじゃない?春には桜、の先駆けになったりして。都市部にも考えつく人居なさそうだし。」
今まで花柄を取り入れファッションはあるが春限定の花柄をナターシャは見たことないなぁと思いながら今更かもしれないが独り言のように呟いた。
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