オリジナルなりきり掲示板
- Re: 太陽が死んだ【募集中】 ( No.56 )
- 日時: 2019/05/12 15:57
- 名前: 百千 (ID: XnbZDj7O)
>>55
(/ありがとうございます…っ!!乗っかりなんですが、ナターシャに沢山の人とお話させたいので、ヒロミさんにのに続けさせて頂きます!やりづらい感じでしたらどんどん仰って下さいね(;´∀`)すぐさま修正させて頂きますのでっ!)
>>51
ナターシャは珍しく暗い街より暗い顔をしていた。深く重たいため息が溢れる。
今日は朝から不動産の担当と物件なり土地なりを巡ったり話し合ったりして様々な物を出してきてもらって昼間を過ごした。
最終的に「お出しした見積書、お持ち帰り頂いて結構ですよ。お悩みのようですし。」と担当に気を遣わせてしまう結果になってしまったのだが。すみません、と深々と頭を下げて謝ると担当は最後までナターシャを気遣って大丈夫ですよ、と励ましてくれた。
(本当、散々ご迷惑だけかけちゃった……。絶対にここであの担当さんと物件決めよう。)
心の中で小さな決心をしながらトボトボと歩く。本当は何件かは今日買える所もあった。ナターシャが妥協さえすればここまで担当にも迷惑をかけることもなかっただろう。それでも妥協してはいけないと思い、見ていくと嫌でも身に沁みた。お金が足りない。まだ微妙に。
アテが無い訳ではない。使えるお金もある。だがそれに頼ることは出来なかった。したくなかった。
もっと、稼がなくては。どうにか工面する必要がある。重たい足取りがより重くなり、はぁ、とまた深くため息を溢しながら家路を辿る。
(切り詰めて、仕事増やしたらある程度はいけるかしら……。でも生活を疎かにする奴は馬鹿野郎って4つ隣のおじいちゃんが言ってたし……。)
書類が入った茶封筒を持つ手が力んでしまう。それを痛めつけても何も変わらないとは分かっているものの、どうしても力が入る。申し訳なさや悔しさが入り乱れその感情に名前を付けるのが困難になる。
そんな注意力が散漫した状態で歩いていたせいなのか、つい足が取られて体制を崩してしまった。
えっ、と声を上げそのまま転けてしまいそうになるが、何とか踏ん張るものの間に合わなかったのか少し前で立っていた青年の背中に軽くぶつかりそのまま茶封筒を落とし書類を地面にまいてしまう。
「あぁっ、ごめんなさい。ぼーっとしちゃってて……。お怪我はありませんか?」
急いで座り込み撒き散らした書類を掻き集めつつ申し訳なさそうに眉を下げつつ控えめに笑みをつくると顔を上げ、ぶつかってしまった青年に謝った。
威力はある程度なくしたものの、ぶつかってしまったのだからどこか怪我をしてしまっていたら、と心配になりながら青年を見る。
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