オリジナルなりきり掲示板

Re: 太陽が死んだ【募集中】 ( No.60 )
日時: 2019/05/25 22:09
名前: 百千 (ID: 8bBD2kKM)

>>59

(/かしこまりました!盛大にやらかさないように気を付けますね( ー`ωー´))


 目を一瞬大きく見開き固まる青年にナターシャは何か可笑しなことを言ってしまっただろうか、と首を軽く傾げつつ眺めてしまう。するとみるみるうちに青年が顔を朱に染めていくのでついナターシャは「大丈夫ですか?」と声をかけようとしたが青年が口を開ける方が早く言葉になることは無かった。
 照れた様子の青年に彼女はどんな妄想したのか聞きたくなくなるのを堪え、首を横に振り笑顔を浮かべた。

「そんなに謝らないで下さい。正直な話、心配して頂けて嬉しかったです。すごく落ち込んでたんですけれど今はそこまで重く考えないでいられてますし。ありがとうございます。」

 青年の優しさに感謝しつつ、改めてお礼を言う。
 問題は問題で残っているが、それを極限まで重くしんどく考える必要は無かったはずだ。一人であのまま帰っていたら暫らく引きずっていた。そう考えると聞いてくれて良かったのかもしれない。問題を口に出す、という事は案外冷静になれるんだなとナターシャは1人勝手に納得した。
 まぁ、ぶつかってしまった事は正当化できない事なのでせめて今後はしっかりと注意を怠らないようにしようと心に決めた。

 自己紹介をしてもらい青年――ヒロミに少し驚いた。この年でもう紳士的な思考が出来るとは余程教育に力を入れられているか生まれながらかのどちらかだが、どちらにせよ大人びている印象が強まる。恐らくは自分が歳上なのだ、しっかりせねば。何となくつられて背筋を伸ばしつつ親愛の意を込めて笑みを深めた。

「じゃあ、ヒロミ君と呼んでもよろしいでしょうか?私の事はナーシャと呼んで下さい。響きが好きなんです。」

 ナターシャは押し付けがましくならないよう気を付けながら愛称を勧めてみる。響きが好きなのは本当なので自然にお願いできているはずだ。

「それにしても都市部からここまで来られるなんて大事なご用なん……あ、お時間は大丈夫ですか?私ったら引き止めちゃって……。」

 都市部からわざわざ来る用事となるとよっぽどの事なんだろうと考えてナターシャはどんなことか聞いてみたくなり伺おうとしたが用事のある彼を引き止めてしまっていることに気が付き、申し訳無さそうにオロオロと時計と青年を見比べる。できればもう少し話したいが用事の邪魔までしてしまうことは避けなければならない。 
(もし時間さえあればご飯でも……、あら、これナンパかしら?初対面の女にご飯誘われるのは流石に引かれるかな?)