オリジナルなりきり掲示板

Re: 太陽が死んだ ( No.7 )
日時: 2019/03/01 20:40
名前: 百千 (ID: R8yf5QwW)

【ご許可ありがとうございます!これからよろしくお願い致しますね(*´ω`*)遅筆ながら頑張らせて頂きます!!そして僭越ながら絡ませて頂きますっ。顔見知りにしてしまったのですがよろしいでしょうか?駄目でしたら変えますので(;・∀・)】

>>6

「ん〜っ、よく寝たぁ。」

 ピピピと規則的な時計のアラームの音が鳴り響く中、上半身を起こし、ベッドの上で体を伸ばして時計を止めて暫くぼんやりとしてからゆっくりとベッドから降りて寝間着のままキッチンへと向かった。
 キッチンで適当にスープを作ってから焼いたパンと一緒にテーブルへと座ると今日は何をしようか、と指を折りながら考え始める。

「今日はパン屋のおば様には休めと言われたし、お針子の仕事も昨日終わって搬入も済んでる。」

 あれもこれも昨日終わったし、今日は出来ないし、やることが無いわ。と呟いてからスープを一口飲みパンを口に運んだ。
 今日の予定は空白そのものだった。それを確認するとナターシャはじゃあ今日どこ探索しようかしら、と目を輝かせた。仕事も大変楽しくしているがそれでもやはり外で街を見て回るのも好きなナターシャはスープの残りを水筒に入れて浮かれ気分で昼食用のサンドイッチを作ると着替え始めた。
 薄めの黄色いシャツにゆったりとした白のニット、水色のジーンズに着替えるとヒールの低いショートブーツに薄手のコートを羽織ると駆け出すように外へと向かった。

 どこかの古い本に書かれてた春、という季節の風景とは程遠い代わり映えのない光景ではあるが和やか街の中をナターシャは軽い足取りで進んでいく。
 ショーウィンドウに飾られている物を眺めたり、興味が出たら中に入ってみたりと堪能していく中、見知った顔を見かけた。
 街灯にもたれるように座りながら何やら真剣な顔でスケッチブックに鉛筆を滑らせている。

「おはよう、ユウヒさん。何をしてらっしゃるの?」

 興味心に駆られてユウヒの斜め前にしゃがみ込み顔を伺うように声をかけた。作業の邪魔にならないよう少しだけ遠慮気味に。