オリジナルなりきり掲示板

Re: 太陽が死んだ【募集中】 ( No.70 )
日時: 2019/06/16 22:25
名前: 百千 (ID: NypakStI)

(/お気になさらないで下さいっ!むしろ毎回作って頂いた道筋を全力走行して楽しんでいる感じですので!!いつもありがとうございますっ。ヾ(*´ω`*ヾ))

 
 鸚鵡返しのように「豊富」と言うにナターシャはヒロミが可愛らしく感じ笑みが零れる。
 その目線がメニューに注がれているので多少興味を抱いているのだろうか。ナターシャは遠慮がちに口を開いた。

「ここね、軽食も美味しいし、サンドウィッチならテイクアウトできるのが何種類かあるから……また時間さえあれば来てみてね。」

 食べないのは勿体無いという気持ちはあるがそれはナターシャの考えででしかない。勿体無いという感情は人によるのだから押し付けてはいけない。下手をしたら遠ざける結果になる可能性もあるのだから余計に控えたつもりだ。

「ふふっ、そうね、ここコーヒーも色々種類あるから全種制覇!とかするのも楽しいわよ。……あ、メニューありがとう。」

 メニューをじっと見ながら悩んでいる姿が微笑ましく眺めているとヒロミが「ゲシュタルト崩壊していない」と安心しながら呟くので、それが可笑しくて可愛くてつい彼女は吹き出してしまったが目を細めてそのまま笑みを深める。
 さて自分も決めないとな、とヒロミから受け取ったメニューにざっと目を通しだした。正直どれも美味しいので悩みそうになったがそれに時間を費やしてしまうとヒロミと話す時間が減るのは嫌だとなんとか思い直すことができたのでカフェモカにしようといつもよりさらっと決められた。
 タイミングよく店員がお冷を持ってきたのでそのままナターシャは「アメリカンコーヒー1つとカフェモカ1つ」と注文をする。店員がにこやかに頷きながら畏まりました、と返しその場を立ち去る。その姿をメニューを仕舞いつつ横目で確認するとナターシャは途端に少し前のめりにヒロミにに近づき小声で

「あのね、ずーっと聞きたかったんだけど、ヒロミ君って誰と待ち合わせしてたの?もしかして……彼女?」

 と聞きコテンと首を傾げてヒロミに問うた。プライベートなことを聞いてしまうので彼女の部分はより小さな声で口に片手を添える程控え目に囁いた。その目は恋話に期待して目を光らせウズウズとしている。
 聞いてはいけない、と聞いてしまいたい、の天秤は後者に完全に傾いてしまっているようだ。