オリジナルなりきり掲示板
- Re: 【募集】深淵を覗く ( No.60 )
- 日時: 2019/05/13 21:27
- 名前: MRK (ID: .9bdtmDI)
〈シンラサイド〉
「…ふーっ、美味しかった。…あ、車イスだ!これなら、柄谷さんを探せるかも!」
自分で作った料理を少し食べた後、アパートを捜索していたら車イスを見つけた。柄谷さんは遠くにはあまり行かないから、近くにいるかもしれない。僕は杖を背負い、車イスを動かす。
結果はその通りだった。柄谷さんと、衝動なのか眠たそうな人がいる。やっぱり、初対面の人に話しかけると緊張してしまうな。
「ええと…柄谷さんと、あなたは?」
- Re: 【募集】深淵を覗く ( No.61 )
- 日時: 2019/05/13 23:59
- 名前: シシド (ID: 8bBD2kKM)
>>59-60
「そー、なんすよ。パン、売ってるとこまず、探さねぇとで。あったかなぁ?て感じなんす。食いたいから頑張って探してみよーかな、と……?」
「計画性無くてほんとすんません。」何となく目を合わせられなくて目を逸らしながらボソリと謝罪を加えた。心の底から情けねぇなと自分で自分を罵りそうになる。つかさっきちゃんと目ぇ見て話せてたじゃん俺ぇー。ヘタレなの俺……知ってたけど。
柄谷さんを混乱させているのは十二分に察せれた。言いたい事を言いたい分だけ言わせてもらって俺だけスッキリさせてもらったのがより申し訳無かった。だからせめて、と話してくれた事をしっかりと聞こうと頭を働かせた。しかしイマイチぴんとこなかった。
合理的な人に育てられて感情の起伏が殆ど無いてことで良いのかな?地頭悪い俺の精一杯の理解がその人をかすりもしてない事しか分からなかった。あぁ、いい加減もっかい目を見ろ目を!意を決してもう一度柄谷さんに目を合わせて声を出してみた。
「あ、じゃあ、優しさは自前って事っすね。。」
……、こんなへっぽこな返答求められてねぇよ絶対。しかもなんか俺の中でしっくりしちゃってぽんと手のひらに拳まで落としてしまった。や、ほら、柄谷さんもなんか指を合わせたり離したり……名前知らないけどなんか知ってるジェスチャーしてるしお互い様と勝手に思っていよう。そう、勝手に。
「むしろ、こちらこそよろしくお願いします。つか研究されてんすね。研究お手伝い出来る事あれば手伝います。……あればですが。」
深々と再度頭を下げ丁寧にお辞儀をしてつられて照れ笑いを浮かべる。重たい奴って思われたらどうしようか。にしても声を上げて笑ってもらえて少し安心した。
「へ、あ、松本です?えー……っと、柄谷さんのお知り合いっすか?」
そんな時に急に声をかけられ咄嗟によく分かってないまま名乗ったけど、びっくりしつつ少年?青年?になんて声を掛ければいいか分かんなかった。え、誰?ほんとビビるわ。おかげで眠気とんだけど。
探してた感じ?俺が拘束してたんです、ごめんなさい。あ、俺の用事付き合わせんの止めたほうが良いな。
思った事と、言いたい事がごっちゃごちゃになって言葉を声に出せない。眠気がぐわんと霞みたいに頭に降ってきて大きなあくびを生んだ。
取り敢えず、柄谷さんの名前知ってるしきっと知り合いなんだろう。何となく後頭部を軽く掻きながら柄谷さんの方を控えめに見るしか出来なかった。
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