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Re: 冒険者学園の魔法科と剣技科/途中参加歓迎! ( No.46 )
日時: 2019/06/05 15:40
名前: 榎@ENOKI (ID: jX/c7tjl)

【了解です、よろしくおねがいします!】

>>45

年頃の女の子なんだから。祝い事は残るものにしたいから。
両親のゴリ押しと、いつの間にか買ってきた新品服を差し出されてしまっては断る選択肢なんて選べるわけなんてなかった。
登校初日にこんな目立つ服でいいのだろうか……と考えなかったことはないけど、当日中に仕立て屋で作ってもらうのは無理だろうし迷惑になるから、注意されたら後日作りにいこう、と決着をつけた。

学園の門に入るやいなや見つけた赤褐色の大柄な姿にゲッと小さく呻く。同郷のテリーに見つからないようにそそくさと私のクラスを確認して、教室へ向かう。
廊下をゆっくりと歩くテリーに(なんで教室にいないの?)と内心愚痴りながら自分の席に荷物を置く。
すると声を掛けられた。振り向くと白髪の少年がいた。少年はレンと名乗った。
クラス名簿で見たような。同じクラスだよね……と考えているせいで第一声がもたつく。

「え、あ、お……おはよう。レンくん、だっけ。私の名前はカニア。…………。えっと、同じクラス……だよね?何の魔法がつかえるの……って、聞いてもいい?」
さてここで会話を止めていいのだろうか。向こうから名前を聞いてきたのだし、いやでも中途半端にさせるのは失礼じゃないかな。
なんてことを考えて、そのせいでできた沈黙に焦って話題を出す。
初対面の人に自分の属性って聞いていいんだろうか、と悩んでいたから、変な尋ね方になってしまった。
誤魔化すように笑ってみせて、前にいるレンの反応を待つ。