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Re: 冒険者学園の魔法科と剣技科/途中参加歓迎! ( No.55 )
日時: 2019/06/11 23:34
名前: 榎@ENOKI (ID: kct9F1dw)

>>54

2つ使えることを確認したら、不思議そうに同意してきたので「そうなんだ…」と小さく驚きの声をあげる。蛙が海を知らないように、私が周りに目を向けなかっただけで、案外近いところにすごいことってあるらしい。
「空間魔法を習得したい」と続けて言われたら、自分の世界がどれほど狭いのか、なんてことはどうでもよくなり、ただただ世界の広さに舌を巻くしかない。
だって、空間魔法なんて存在はじめて知ったもの。
学園生活、初日で想像を軽々と超えてきた。
「くーかん魔法……私、全然知らないけど、レンくんなら行けそう……な気がする。応援する」
元気よく笑うレンくんにつられて、私も笑って言った。

「……炎は、扱いを間違えたら大惨事になるわ。その代わり、高熱で焼き殺したり、料理や照明に使えるから便利なんだけど……」
炎の魔法が良いと評価されると、思わずメリットデメリットを口にしてしまう。レンくんは単純に、純粋に炎魔法のことを言っているのはわかる。けど、どうしても過去に炎魔法でやらかしたことを思い出して釘を刺さずにはいられなかった。
慌てて「炎の魔法が得意な人、いるなら私も教えを乞いたいな。見つけたら、レンくんにも教えるね」とフォローをいれる。

レンくんが自信ないように見えて、その姿が小さな子供のように映った。いや、もしかすると私より年下かもしれない。
年上からあんな提案されると身が重かっただろう。レンくんに失礼なことをしてしまった……気をつけないと。
「ごめんなさい、出会ったばかりなのにあんなこと言い出して。無理にとは言わない、レンくんの都合のときでいいよ
私、自分の魔法のことしか勉強してこなかったから……。他の人の魔法も見て、役立てられたらいいなって。だってレンくん、魔法が2つも使えるんでしょ?きっと新しい発見があると思う」