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★赤ずきん
女王は相応しい王を見つけるべく、狼から被害を受けた天涯孤独の子供たちがいるセントペロー孤児院に手紙を出した。
「居場所をくれてやる、その代わりに狼を駆逐しろ」と。
狼への強い恨みを持った孤独な人が赤ずきんには相応しい。
酷く魘されて眠れない時もあった。親の断末魔で飛び起きる時もあった。震えが止まらなくて、食事が喉を通らない時もあった。生き残った子ども達は復讐を夢見ていた。
「狼を殺せて、国の王として人々に認められるなんて最高じゃないか！」
しかし赤ずきんは一人では狼には太刀打ち出来ない。孤独な子どもは自分だけの猟師を見つけなければならない。守ってくれる存在を。

★猟師
赤ずきんとペアを組み動く者。
狼を倒し国のトップになりたいという目的を持つ。
下心でも、正義感でもなんでもよし。多種多様な人たちがいる。
セントペロー孤児院ではなく普通の孤児院に在籍している、もしくは卒業した者がなることが多い。最初から猟師を名乗る訳ではなく赤ずきんと契約してから一緒に行動していると国民から猟師と呼ばれるため猟師。世間には知られていないがこの国の孤児院では狼を酷く恨む女王の差し金で狼の駆逐を図る猟犬、いや猟師を育てる教育を受けさせている。故に個人差はあるにしろみんな実力はある。
居場所が欲しいと願うものばかり。

★狼
流れ者が集いいつしか組織になっていた。
組織はいつしか強くなった。
ひとりひとりが強かった。
人を傷つけるのが楽しくて、楽しくて楽しくて。
手癖は酷いものであったが仲間同士はとても固い絆で結ばれていた。
ある日一人の狼が美しい少女を見つけた。
狼は少女で遊ぶために少女の祖母を殺して待ち伏せをした。
怒りは矛とな少女は猟師と手を組み狼の腹を裂いた。
少女は今、のうのうと国の王座に君臨している。
その首に食らいついてやりたい。

★国民
サポーター〇
狼を庇うのも〇
この争いに関しては権利も力のない普通の人間。
自由にどうぞ。