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オリジナルなりきり掲示板
- Re: みんなでまったり!喫茶霜月へようこそ!【募集中】 ( No.127 )
- 日時: 2020/04/04 15:31
- 名前: 雪林檎 ◆iPZ3/IklKM (ID: FCVTIPcN)
- 参照: http://www.kakiko.info/profiles/index.cgi?no
>>121
芹奈「辛いんです、自分を偽っているのが……私本当は人が怖くて、、でも皆が言うんです。」
私は手渡されたハンカチで涙を拭う。
紅葉「何て言うのかしら?」
優し気な声に私は深呼吸しながら答える。
芹奈「……私はサバサバしてて何も怖がらないクールな女の子だって。他の人たちはそんな私だけに集まってきてカッコいいとか大好きとか言われて……応えなきゃって理想の私にならなきゃって……。」
顔を覆って言われてきた言葉が頭に蘇る。
『カッコいいな~、芹奈は私の憧れだよ!!』
友達が抱きつきながら言う。
『芹奈ってマジ、可愛いよね。』
『サバサバしててモテるし。』
私の事を皆、噂する。こういう子なんだよって。
だから、理想の私にならなきゃ―――……皆は私に話しかけてくれない。
芹奈「そう思っているんですけど……貴方を見て仲が良くていいなとか思っちゃって羨ましくなったんです。困らせちゃってごめんなさい、、心にたまってたのが溢れちゃっただけなんで大丈夫です。」
と言うと、私は深く礼をして立ち去ろうとすると女の人は私の腕を掴んで優しく頭を撫でる。
紅葉「苦しかったらここにおいで。どんな貴方でも私達は受け入れてあげるから―――……とりあえず珈琲でも飲む?」
こんなことを言ってもらったのは初めてだった。
仲良くなった友達に話しても冗談でしょっていうか離れていくだけだった。
受け入れてくれる人がここに居たんなんて―――……。
私は嬉しさで胸がいっぱいになった。
溢れ出してきた涙は悲しみではなく嬉しさからくるものだった。
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