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>>16-18

(蓮華)

「ホントだね。顔立ちがいいのは羨ましいよ。こればかりは産まれた時の運としか言いようがない。まぁ現代には整形なんてものもあるようだけど」

苦笑いを浮かべては自身が容姿のせいで、散々本来の性別と逆の性別と間違われてきたことを思い出しながら述べる。

「それと、シエルさんの疑問は私も前々から感じていてね。リベルは事前に食べてくるなり、お腹が減らないようにするべきじゃないかな？店長の負担が増えるからね」

場の空気が重くならないよう、リベルへ少し軽めに注意をする。すると、厨房から良い匂いが漂ってきた。どうやら完成したようだ。

「リベル君、出来たわよー！時間の都合もあるから簡単にしか作れなかったけどね」

店長がリベルの前に大皿やらカップやらを置いていく。簡単、といってるがどう見ても量はモーニングセットよりかなり多い。トーストやサラダにスープ、スクランブルエッグに...なんと特大カツ。そしてコーヒー。この量をこの短時間で作れたものだと感心した。

「店長、どうみてもカツが異色なんだが。主にサイズが」

「ちょーとお肉仕入れすぎちゃった！
お客様に今日限定で多くする訳にもいかないからね」

てへっと笑いさらっと誤魔化そうとする店長。トラブルに突っ込んでいくだけじゃ飽き足らず、トラブルメーカーになったか？この店長は。